校長室から

お知らせ 感謝の一言です

満員御礼 ありがとうございました

市原中央高等学校芸術コース音楽専攻定期演奏会にお越しいただき、誠にありがとうございます。生徒たちは、今年もこの市原市文化会館でみなさまにお会いできますことを、心より楽しみに練習に励んでまいりました。
 初めての演奏会を開いてから、早いもので三十余年の歳月が流れます。そして残念なことではありますが、今回を持って最後の開催となります。刻まれた歩(あゆみ)は、その時々に悩みや課題はあったと思いますが、優秀な講師陣の生徒一人ひとりに応じたご指導により、生徒たちが熱意を結集して乗り越えた歴史です。これも保護者の皆様の深いご理解とご協力を始め、卒業生や毎年の演奏会を楽しみにしてくださる地域の方々のご支援の賜物と衷心より御礼申し上げます。
 これほど「琴線」というものの存在を感じさせる催し物はないと思っています。今日、この会場で演奏を披露する生徒諸君の音が上質なだけではありません。奏でる音は、毎日の生徒たちの営み、努力、そしてそれを支える周囲の情熱そのものと結びついて心に響くからです。今日この日に、この舞台に立つ生徒たちの「汗と喜びと涙のシンフォニー」なのです。
  生徒の皆さん、今日のこの時間と空間が設けられることに感謝し、聴く者の心を大いに刺激してください。今日は君たちの最後の演奏会のために、たくさんの先輩も駆けつけてくださいました。ご来場の皆様、生徒たちの奏でる音にきっと感動していただけけることでしょう。ぜひ彼らの熱く輝く「瞬間」(とき)の連なりに、喝采をお願いします。

お知らせ 素敵なプレゼントが届いた

市の集まりで偶然知り合った卒業生の茜さんが学校を訪ねてくれた。来月の12日に開かれるFINAL CONCERTのフライヤーを持ってきてくれたのだ。芸術コースが募集停止になって、1987年来続けてきたコンサートも今回が最後になる。「先生、私力一杯応援する」芸術コース(美術)を卒業してデザイナーをしている彼女のエールである。本当に嬉しかった。11月12日は満員御礼間違いなし。皆さんも時間を作って感涙を流しにきませんか?

お知らせ SDGsゲームにチャレンジ

第一学年の生徒の皆さんへ
昨日の総合的な探究の時間で紹介したように、SDGs学習ゲーム『Get The Point」の体験希望者を募ります。わかっているようでわからない「持続可能性」ということが、楽しみながら「自分ごと化」できるゲームです。ぜひ体験してみませんか?
応募 このアンケートに「希望する」と回答してください。
と呼びかけたところ、希望者はなんと「0」。確かに放課後自分の時間を割いて、SDGsについて理解を深めると考えると、希望はないのかもしれない。でも残念だったなぁ。学年でクラスルーム長を中心に再度呼びかけてもらうと、21名が集まった。4人一組のゲームなので、足りないところは、先生方に入ってもらって、市役所の方のファシリテーションで進めてみると、これがなかなか楽しい。
『Get The Point」社会人向けワークショップ参加者の感想
持続可能性に対する深い洞察を得ることができる
持続可能性の大事さが何よりもよくわかる
「持続可能って?」をシンプルに体感できる
教えられている感が全くなく、自然と気づいていく仕組み
(Get The Pointオフィシャルサイトから)
https://www.sdgsgtp.com/
とあるのが体感できた。生徒の感想にも、「協力して資源について考えることでm持続可能性が保てることがよくわかった」とあった。いい瞬間(とき)を過ごしたね。
Get The Point説明動画
https://www.youtube.com/watch?v=uMdJqfmCsd4

重要 総合的な探究の時間

市原市役所総合計画推進課&東洋スチレン(株)から講師を招いて
総合的な探究の時間は後期に入って「探究のための第一歩」を踏み出した。今日はその第一歩のために講師をお招きして、今が旬な市原市と東洋スチレン(株)のSDGsへの挑戦を語っていただいた。15分の講演と15分の講演の間に、Office365のTeamsを用いたチャット機能で生徒から質問を受け付ける仕掛けを作っておいた。正直質問や感想が出ないのではないかと不安だったのだが、出るは出るは、ものすごい数のコメントが寄せられていた。かなりハイレベルなハイスピードな講演であったにもかかわらず、すごい量には驚いた。さすが本校の生徒である。いい瞬間(とき)を過ごした。
講演に先立って紹介したGet The Point(SDGsを理解するためのカードゲーム)、10月14日(金)の放課後に行うので、参加希望の生徒は、この後にとるアンケートで応募してほしい。残念ながらカード数に限りがあるので先着20名となってしまう。結構楽しめるゲームで、行政(市役所)がこれを作ってしまったことに驚きを感じる。

お知らせ 校長講話(夏季休業前)

夏季休業を迎えるにあたって、市原中央高校生の「すごい」を話しておくことにしましょう。
安倍元首相の銃撃事件、ロシアのウクライナ侵攻と全世界規模の危機的食糧難、猛威を震い続ける新型コロナウイルス。今、二重三重に重なる人類の平和を脅かす事件や要因が私たちを取り巻いています。それらを遠い国の話、自分達とは無縁な出来事と感じてしまうことは、この上なく恐ろしいことです。
そうは感じないまでも、「人為」(自然の成行きのままでなく、人手が加わる、人のしわざ)に係る事柄に対する情報の取捨選択と、真偽の見定めは極めて大切になってきます。よく言われる「生きる力」(自ら考え、判断し、行動する力)が今ほど必要とされるときはありません。ある事象に対し流布されている情報は、正しいものなのでしょうか。一面的には正義であっても、他の面ではどう見えるのでしょうか。主張する者、伝達する者の都合によって歪められ、誇張されていることはないでしょうか。鵜呑みにすることは恐ろしいことです。立ち止まって、冷静に見つめてみることは大切なことです。
その意味で、本校生徒の素晴らしい一面を、7月になって3回も経験しました。いずれも男子生徒たちなのですが、校長室を訪れて「時間をとってほしい」と相談に来てくれたのです。もちろん具体的な内容に触れることは控えますが、彼らの相談内容は、「自分達にはこう知らされているが、学校としてはどういう方向性を見ているのか」といったことや、「如何ともし難いことだが自分達の思いを聞いてほしい」「企画を進めるにあたって、ある情報があったがそれについて意見を求めたい」といった内容であった。
いずれも先に述べた「生きる力」との関連で言えば、単一の情報に翻弄(ほんろう)されず、自らの判断のための情報収集をさらに進め、行動しようとする姿勢です。本校生徒が、こうした姿勢をしっかり持ってくれていることは、心から喜ぶべきことだと思っています。やはりすごいよ、市原中央高校生。
最後に、体調に気をつけて、いい夏を過ごしてください。これで校長講話を終えます。

重要 初夏の日差しの中で

5月10日(火)
今年の梅雨は早いのか?今週の半ばからは雨が続き、梅雨の走りとテレビの天気予報で告げていた。今日はそれを思わせない爽やかな晴れである。2階から1年生がゾロゾロ降りてきた。校内見学でもあるまいしと思っていると、中庭に出ていく。上履きが土で汚れない場所に陣取って、教師とクラスメイトが行う実験の見学である。フイルムキャップに人参のすりおろし+過酸化水素水の希薄液。キャップをするとやがて「ポン」という音とともに破裂する(キャップが飛び上がる)。ドヤドヤとするが、みんな口を押さえて声を出さない。中庭に面した教室では、3年生が真剣に授業に臨んでいる。いいなぁ。この気遣い。さすが市原中央高等学校の生徒である。

お知らせ シュークリームを美味しくいただいて

4月27日(水)
放課後の校舎をグルリと回ってみた。2階の階段の踊り場で、さっき見た光景が蘇った。数名の女子が、ガラスに向かってダンスを踊っている。あまりに楽しそうだったので、声をかけずに通り過ぎようとしたタイミングに曲が終わった。嫌な顔一つせず、「あぁ校長先生。みんなで動画撮っていたんです」「不用意にネット上にUPしないようにね」「はーい」。同じ2階を半周すると甘い香りが漂ってくる。ドアを少し開いて、1人の女子が「おいで、おいで」をしている。「先生、おひとつどうぞ」とびっきりのシュークリームをご馳走になった。クッキング同好会の皆さん。ご馳走様です。1階のキャリアセンターでは、コーディネーターに相談に乗ってもらっている男子生徒が2人。英語の学習法の相談に乗ってもらっているようだ。いずれもいい光景だね。

花丸 校内に活気が

4月22日(金) 新入生の活力

バスの見送りを終えて昇降口を歩いていると、日頃よく会話してくれる2人の生徒に出会った。仲が良いようで、いつも出会うときは2人のイメージが強い。同じ部活に入っている。「どう?新入生入った?」と声をかけると、明るく「6人入りました。経験者が3人」と嬉しそうに答えてくれた。「可愛がってあげてください」と声をかけてその場を後にした。行く先々で新しい部員たちの活気に満ちた姿が目に入る。『いいねぇ、こうでなくちゃ』と思いながら、新しくできたキャリアセンター(進路室)に向かうと、西陽の射す大きな窓に遮光カーテンをひき、机に向かう生徒たちの背中が見えた。3年生。目標達成に向けてまっしぐら。いい空間になってほしい。

お知らせ 3年ぶりの・・・

4月21日(木) 全校揃ってディズニーランド(春の遠足)
昨日春の遠足が行われた。コロナ禍において、この時期の遠足が行われるのは、3年ぶりである。雨が心配されたが、本校のバスが到着するころには止み、時折日差しの指す中、快適な1日を過ごすことができた。出発前の学校や、バスの中では全く素振りも見せなかった生徒たちが、打ち合わせが終わって解散(ランドに入場可)となった時点で、リュックやバッグからさまざまなカチューシャを取り出し、グループお揃いで蜘蛛の子を散らすように駆け出していた。コロナのためか、入場制限がなされていたのか、アトラクションの多くは待ち時間なし。長くても10分程度だった。

花丸 授業開始

新年度の授業が今日から始まった。一年生はまだ環境に慣れていなくって、疲れているだろうなぁ。と思って3階4階の教室まで階段を上がっていくと、夏の陽気にひと汗かいた。元気に挨拶を交わしてくれる生徒たちを見ていると、「疲れているかなぁ」は杞憂だった。校庭を見下ろすラウンジに、花が生けてある。心遣いが嬉しく思った。BYODの第一時間目。ガイダンスの中で「ピンチで写真を大きくしてみる」学びがあった。かつて撮ったオニイトマキエイの写真を使っていたら「PhotoByHidaka」を見て、1人の男子が「すげぇ、校長先生の写真だ。水中だ」と言ってくれるのが聞こえた。「Hidaka」=校長であることを知っているだけでも感動である。内心「そうなんだよ」とちょっと鼻を高くしていた。肯定してもらえるって嬉しいのは、生徒も教員も同じだね。今日は、君の一言に感謝。

お知らせ ガイダンスの挨拶

偶然に出会った3人の日本の若者たち。館山、西表、Majuro(マーシャル)で同じ夢を追いかけていた。海藻牧場を作るんだ。海藻は人類を救う。20数年前に出会った若者たちを「探求」に突き動かしたのは「興味・関心」。好きや惹かれるを超えた、「衝動」を伴った「興味・関心」。彼らの追い求めていたものは、今、南カリフォルニア大学の一大プロジェクトとなって花開いた。「衝動」は残念ながらチョーク&トークの授業では生まれない。生まれrづらい。協働、コミュニティの中に生まれる。本校の学びの面白さははそこにある。新たな学びの世界にワクワクするだろう。
志望進路を掴み取るために費やせる時間はあまりにも少ない。卒業までに5000時間ほどしかない。市原中央高等学校では、駿台の現役講師を招聘して、校内で予備校の授業が受けられる環境を整えた。ぜひ活用してほしい

お祝い はじまり

令和4年度が始まった。昨日は40期生を迎える入学式を盛大に挙行した。コロナ禍もあって縮小の挙行であったが、それを思わせない厳かな式典が行えたと感謝している。満開の桜花がそれこそ華を添え、一層艶やかな華やかさを醸し出してくれていた。式を終えて部屋に帰ろうとすると、1人の保護者が声を掛けてくださった。目を見て彼女のお母様だとすぐに分かった。第一志望を貫き通して、見事勝ち取った「やり抜きました」と言った彼女の自己評価は正しかった。すごいな。今度は下のお子様が入学していただけたのだという。嬉しい限りである。
今日、駐車場では満開の桜の花のもと、数名の女子生徒がはしゃいでいた。後ろ姿の写真を撮影させてもらった。絵になていた。中の1人が「先生、先日、もっと満開の頃、委員会の人に撮影してもらったんです。モデル」と言ってワンショットをスマホで見せてくれた。なるほど、うまい。プロ顔負けである。何気ないこんなやりとりで始まった新しい年度、良い年度になりそうだ。

お知らせ 感染拡大防止の陥穽(Web講話)

感染拡大防止の陥穽

基本中の基本であると同時に、これ以外の効果的な対策はない。

三密を避ける  ・・・ 空気感染かも
マスク着用   ・・・ マスク越しに感染
手洗い、手指消毒の励行
黙食      ・・・ 対面でなくとも

県下の多くの高校で、臨時休校や学年、学級閉鎖、時差登校などなどを採らなければならないほどの中で、本校の生徒諸君はよくやってくれていると高く評価する。

一方で残念な情報も入ってくる。
急激な感染拡大の要因にもなっているのではないかと思っている人間の「油断」である。
今まで経験したこともない急激な感染拡大のスピード。
言うまでもなく、現在の感染の90%近くを占めているオミクロン株の特徴に原因がある。
しかし、第5波の時には聞くことのなかった「油断」が聞こえてくる。
一例を挙げてみることにしよう。
過日、某高等学校の教頭先生から電話が入り、コロナ罹患(陽性)生徒が出た。
行動をたどると、中学校時代の友人である本校在学中の生徒と共にカラオケに行って時を過ごしていたという。心配で電話したとのことであった。
この事例、あまりにも軽く見ていると思いませんか、我々の置かれている窮状を。
我々市原中央高等学校が置かれている、千葉県民が置かれている、大きくは人類が置かれている状況を、あまりにも軽く見ていると思いませんか?
おそらくは、第5波のもたらした閉塞からの軽率な解放感、馴れからくる自分は大丈夫だという過度な自信、合わせて自分だけよければという醜いエゴなど、人のもつ脆弱な心が、先のオミクロン株の特徴に拍車をかけていないだろうかと思うのです。
自由に過ごすことを閉ざせとは言いません。いま述べたような人のもつ弱みを少し自制する気持ちを持ってもらいたい。

以前にもお願いしました
生徒諸君、どうか助けてください
この窮状から君たちを含む皆を救うのは君たちしかいません
自分を周りの人を、大切な人々を、愛するものを、救うのは君たちの力しかないのです

右 去年今年・・・

校長講話

前回の校長講話で「探究する心」という話をしたのを覚えているでしょうか。1年のうちに出会った3人の若者(海藻にエネルギーの将来を求める学生たち)を例に取り、興味・関心があることを探究に結びつけるには、「強い衝撃」が必要だと言った話です。漫然と生きていたのでは、それは得られない。常にその衝撃が、いつ訪れようとも感受できる研ぎ澄まされた感性を持ち続けるくらいの緊張が必要だと言った内容でした。
 今日は、生徒会の皆さんからいただいたお題が「3年生への激励の言葉」(=1・2年生への新たな年に向かう決意に結びつく言葉)ですから、見つかった興味・関心に基づく「探究心」を継続するための姿勢というか、生き方の話をしようと思っています。卒業する生徒たちが部屋にやってきて「何か一言をください」と言われた時、私はお気に入りの別役実の名言「人間は、何か一生懸命やり通さなくちゃいけないのさ」を書くことにしています。それに通じるような話です。
去年今年貫く棒のごときもの
これは明治から昭和にかけて活躍した俳人、高浜虚子(たかはま きょし)の句です。この句と先に述べた「(探究の)継続」との関係を語るには、少し彼の文学人生に触れておかなければなりません。彼の文学の道は平坦なものではありませんでした。四国松山から俳句の師「正岡子規」を慕って上京した虚子は、同郷の川東壁梧桐らと共に俳句革新運動に身を投じていきます。正岡子規の没後の俳壇牽引継承者への誘いを断った虚子は、正岡子規の死後、碧梧桐と袂を分かち、しばらく小説の世界に入っていくのですが、自由律の俳句を良しとして進んでいく碧梧桐と日本の俳壇を憂い、再び俳句を読むようになります。「春風や闘志抱きて丘に立つ」はその頃の虚子の心境を詠んだ句です。強い衝撃を受けて「探究」に進む瞬間です。それは「闘志」ほどの強さを持ったものでした。こうした強い衝撃により、(闘志を持って)一生懸命やり通す(継続する)ことを貫いてきた人、虚子の晩年(76歳)の時の句ですから、意味としては
「何の変哲もない棒のようなもの、それが去年と今年を貫いている」
ということでおおよその間違いはないと考えます。碧梧桐の自由律俳句を一線を画し、伝統的な俳句を推し進め牽引してきた俳壇に、前衛俳句という新しい波が押し寄せてきたころでもありました。私はこの句に詠まれている「棒」は、自分の中にある「信念」「闘志」のようなものだと考えて良いと思っています。「去年から今年へと年は変わり、周囲の状況がどんなに変わろうとも、自分の中には変わらない信念が貫かれている」という意味、来し方を振り返り我が人生に悔いなしという思いがこの句には込められていると解釈しています。お前には貫き通せる信念はあるのかという問いを突きつけ問いかけてくれる句であます。
 皆さんには「これだけは譲れない」といった信念のようなものはあるでしょうか?本校の生活の中で培うことはできたでしょうか(できているでしょうか)。本校の先生方はそれぞれにアプローチの仕方は違いますが、みんなそうした力(生きる力)を身につけてもらうために全力で臨んでいます。今眼前にその存在を求めるとするなら、入試に対する姿勢にそれが現れているはずです。君たちを襲う「不安」や「弱気」「妥協」と言った要因を跳ね除ける力を見出してほしいと思います。必ずあるはずですし、持っているはずです。虚子のいう「闘志」に値するものを持つ自分を信じてください。
 今まさにそれを発揮する時です。自分の道の扉を自分でしっかりと開いてください。
激励の言葉とします。

家庭科・調理 最後かぁ

これも思い出づくりなんです

ここのところ食堂が混んでいると聞いた。週はじめから何度か足を運んでみたが、本当に混んでいる。行列ができている日もあった。賄いのカウンターは、普通は食べ物を受け取る場所。そこを駅前の立ち食いそばよろしく、立ち食いカウンターにしている。最初は分からなかったので、覗き込むと「いやダァ、先生!」と女子に叱られてしまった。失礼しました。しかしこの光景、ぜひ写真に収めてご披露したいと思い、一・二枚失礼してシャッターを切った。よく話をする男子生徒が「校長先生、取材ですか?」「すごいね。この混み具合」「よくみてください。3年生が多いでしょ。これも思い出作りなんです。もうこの食堂のラーメン、食べられないから」とつゆまで飲み干した器を見せてくれた。『そうか、最後かぁ』と思うと、少し寂しくなった。3年生の実質登校は、あと・・・。

インフォメーション 「大切」が満ちている

7月20日(火)校長講話 この学校には「大切」が満ち溢れている


写真上、緑のカーテンの収穫物を持ってきてくれた男子生徒、ご馳走様本当に美味しかった
写真下、70キロ級で全ての試合1ラウンドKO勝ち 初代チャンピョン 左は清掃に来てくれていたクラスメイト、エキストラ出演

校長講話

最近自分の好きな風景、空間を知ることがあった。ブラインド越しの柔らかい日差しが、白い壁にシルエットの窓を作り、その窓の中で木の葉と小枝がゆっくりと揺れている。老爺は彼のそばにいる私に語りかけるでもなく、独り言をつぶやく「いい日だ」。幸せが共有されて、彼の視線の先にある風景が、空間が、「瞬間(とき)」が大好きになった。遠い昔のそんな透明な強い経験を、しっかりとした色を着けて認知させてくれたのは、名も知らないボサノバの曲(「音」)であった。東京女子大学の某氏の研究では、聴覚より嗅覚の方がその力は強いのだそうだが、私のこの場合は「音」(聴覚)であった。
誰しもが経験したことがあるだろう。「音」とはそうした力を持っている。それが「絆」で結ばれた者たちの総和としての奏でる音なら、楽曲なら、なおさらである。
これは過日行われた吹奏楽部の第11回定期演奏会での挨拶文である。
30数年前の経験、記憶。話の中に登場する老爺は私の父。彼が亡くなる数日前の出来事。
「こんな風景が好きだったんだ。」「こんな空間を好んでいたのだ。」を気づかせてくれる。今の「音」(ボサノバの曲)
君たちは、何気ない感覚が呼び覚まさせる、目覚めさせてくれる記憶というものを持ち始めていないか。「自身・自分」が出来上がりつつある兆しなのだろうと思う。
触れ合うこと、印象深く刻まれるということ。それは今の君たちにとってとても大切なこと。
この学校にはその「大切」が満ち溢れている。ここ数日でも私は多くを経験している。少し披露しよう。
●コンクールがあるので、まだまだ全力投球していますと語ってくれた吹奏楽の男子。黒いマスクの上に乗せたメガネの奥で、目がいっそう輝くようになってきた。
●ある男子生徒が、「クラスの緑のカーテンに成ったトマトです、キュウリ、ナスです」といって校長室を訪れた。歴史好きの彼の進路についてしばらく時間をもらって話をした。
●帰りのバスに向かう途中で、笑顔で「さようなら」。彼女の頑張りを知っていたので、声をかけてみた。「夏、何を頑張る?」「数学です」ときっぱり。ガッツポーズをしてみせる。
●「写真撮影です」と言って、鉢巻をしてランニングに出かけようとする陸上競技部の彼は、教室前の廊下を通るたびに、黙々と勉強している姿を見せてくれている。
●入学して間もなく、格闘技でオーストラリア遠征をして入賞。今日は、ベルトを持ってきて、ランキングの初代チャンピョンになったと報告があった。心身ともたくましくなっている。
●作成した映像が関東を通過して全国大会準決勝にノミネートされました。「視点」を変えると何か見えてくる。あの発想の転換、よかったです。と報告してくれた放送委員会の女子。よかったね。でも映像はまだ見せてもらっていません。
●梅雨明けの暑い最中、涼を取ろうとしているのだろう。ゴム風船に水を入れて、遠くへ投げている数名の女子。「何しているの?」「遊んでます。ご一緒にいかがですか?」あの後、駐車場に残ったゴム片を、汗だくになって一つ残らず回収していた。かえって暑くなったね。
●毎日自転車で帰宅する女子。バスが出た後に、2人であったり1人であったり。正門で「さよなら」している私と、何気ない会話を1、2分交わしてから帰ってくれる。おかげで。いい1日を終えることができている。
私にとっての「大切」、自身・自分探しの途上にある君たちにとっての「大切」。この学校の日々は「大切」で満ち溢れている。
明日から夏休み。それぞれの夏を、「大切」に過ごしてください。

晴れ 夏をお届けしよう

7月19日(月) 暑い、熱い夏があった

校内をぐるりと回ってみた。面談で各クラスでは、担任の先生と生徒が座って話をしている。管理棟の3階にある進路室では、2人の女子が進路コーディネータに受験について相談している。さすが長年大手予備校で専門に相談に携わっていただけあって、彼の話には説得力があった。それに応じている生徒の眼も真剣そのもの。熱い夏が始まっている。
廊下をまっすぐに進んでいくと、フィックスの窓があり、そこから京葉工業地帯の上に広がる夏空、夏雲を一望できた。結構お気に入りの場所である。いつものように過ごし、いつものように学んでいる生徒たちは、この雄大な景色に気づいているかしら。そうでないとちょっともったいないよと思った。
フィックスの窓の脇に、階段の踊り場のようにして少し広がったオープンスペースがある。『波の伊八か?』と思わせるぐらい迫力のある波と、海のうねりが立体的に描かれ、作り込まれている。背景には灼熱が渦を巻いている。製作した者(たち)の熱い思いが伝わってくる。
1人教室にいた担任の先生に「面談生徒待ちですか?」と声をかけると、後ろから「先生、まぁ入りませんか」と生徒が声をかけてくれた。緑のカーテン作っているんです。茂るようになっているきゅうりやトマト、隣の窓にはゴーヤがなっている。
体育館の吹き抜けに咲いた鮮やかな傘の花。コロナで「つまんない」「面白くない」が続き、日頃は何も感じない吹き抜けに殺風景を感じたのだという。熱い生徒会役員たちの作品である。「元気に明るく、がんばります」新生徒会長のR子さんの声が聞こえた気がした。
いいな、いい瞬間(とき)が流れている学校っていいなぁ。心からそう思った

3ツ星 「黙食」中

令和3年6月11日(金) みんなちゃんとやっているかい?

 放送委員会の「い◯◯」さんが毎日のようにお昼の放送でアナウンスしてくれる。朗読やアナウンス部門で活躍している彼女の声は耳に心地よい。乾燥した清々しい風が耳元を抜けていくようなそんな声である。「(校長先生からのお知らせです)皆さん、黙食を心がけ、コロナ感染対策に努めましょう」『( )内のセリフはいらないよ』そう思いながらも、なんだか嬉しくくすぐったい。黙食してくれているかな?校内をぐるりと回ってみた。ぐるぐる頭の集団が私の姿をみて、一斉に黒板に正体して「黙食!」どこか憎めない生徒たちである。感染が確認されると「夏」がダメになるぞ。
 パン屋さんの前の行列。生徒会では新メンバーたちが「黙食」。昼休みにある評議会に向けて、ちょっと急いだ昼食のようである。食堂では、きちんと一列に並んで「黙食」。中庭の欅の下では、ピクニック気分で「黙食」。いい昼休みの光景だった・

晴れ 雲外蒼天かぁ

5月25日(火) 心が晴れた

コロナウイルス感染で臨時休校となって週が明けた昨日、校舎内を回っていた。「昼食は黙食で」の実行状況を見に行っていた。行き交う生徒は明るく挨拶を交わしてくれる。足を止めて、対応を労ってくれる者までいた。「色々、辛い思いや、寂しい思いをさせたね」「いえいえ」そんな会話の交わせる生徒たちである。その中の1人の男子生徒が、語ってくれた。吹奏楽部の生徒である。日曜日の定期演奏会が流れてしまった。「申し訳ないなぁ、楽しみにしていたのに」彼から返ってきた言葉が印象的だった。「先生、雲外蒼天って知っていますか?僕の座右の銘です。何かを見つける時です。今は雲の中、その内蒼天が・・・」兄弟で本校に通っていて、1年の頃から見知っている生徒である。もう3年生かぁ。振り向いて教室に入る背中が大きく見えた。
 「その内蒼天が・・・」晴れた気がした。いい瞬間(とき)を過ごした。 

 

 

お知らせ 千葉テレビで紹介されていますMiraiメディアラボ

 

いちはらMIRAIデザインラボへの参加 

GLCホームページから

「いちはらMIRAIデザインラボ(第2回)」にGlobal Leader Courseの生徒が参加しました。「市原の新たなストーリを考える」をコンセプトに「AIブレストパーク」を活用して、各自で用意をしてきたアイデアを順に発表をしました。最初に、水野さんが『Findいちはらの秘密』をテーマに、市原ぞうの国と連携した、人との関わりを大切したプランを、川崎くんは『朝まで市原』をテーマに、ゴルフや温泉・アスレチックなどで家族みんなが楽しめる施設を提案してくれました。また、安田さんは『イチハラエコシステム×レトロ市原市』で、古民家スーパーや病院の設置など大変に魅了的な発表をして、高い評価を受けました。さらに、細谷くんは『市原リゾート』をテーマにゴルフ場だけでなく、ドッグランなどを併設するユニークな提案をし、袴田くんは『イチハラ起爆剤』として、小湊鉄道と協力して魅力度をアップする企画を考えてくれました。山口さんは『市原お友達紹介』をテーマに、QRコードを活用して、農家と消費者を結ぶ企画を提案してくれました。どれも素晴らしい発表で、会場全体から大きな拍手を受けていました。最終的に、各チームごとに、他の発表者の意見を取り入れながら、各チームごとに新しい案を発表しました。小出市原市長からも講評を頂き、たくさんの「気づき」があったとともに、Global Leader Courseでの「学びの形」が、存分に生かされた貴重な機会となりました。

いちはらMIRAIデザインラボ(第2回)」の様子がメディアで紹介されました。

曇り 嬉しい知らせ

ほぼ毎日・校長 No.189 「何を語ったのか?」

本文の内容と写真は無関係です。

 自宅に着いた私に「何お話をしたの?」と奥さんが聴く。(最初から私ごとで恐縮だが、この嬉しいことの発端はそこからだから仕方ない)友人からLINEが来て、その友人の友人の娘さんが帰ってくるなり、「校長先生の話、よかったぁ」とお母さんに話したそうである。「奥さんだったらどんな話かご存知かと思って」彼女の友人のLINEはそこで終わっている。嬉しかった。素直に嬉しかった。
 この嬉しさは幾つかの層でできている。嬉しさのミルフィーユのようなものである。
1層:話を感動した、よかったと言ってもらった喜び。嬉しい。
2層:話をちゃんと聞いてくれていた喜び。(放送での講話だったのに)
3層:家に帰って家族との会話がある喜び。
4層:娘の感動を、友人に伝えたいと思った母の気持ちの嬉しさ。
5層:きっと嬉しく思うだろうとLINEを送ってくれた妻の友人の気持ち。
6層:ぐるーりめぐって人が繋がっている喜び。
 コロナはソーシャルディズタンスを強要し、人と人を引き離そうとするが、そうあればそうあるほど、人どおしの繋がりがねければ、人間って弱い。絶対不可欠なもの人間の交わり。それを教えてくれた気がする。
 「嬉しいね」なんて思いながら、スーパーに買い物に言ったら、「先生ー」と明るい声で、今年大学を卒業する教え子に出会った。「嬉しいね」が「嬉しいね」を呼んできたみたいだ。
 最初のきっかけをくれた、在校生の君。ありがとう。

 

曇り 修学旅行 最終日 その3(最終回)

ほぼ毎日・校長 Vol.188 令和2年11月25日(水)

 京都駅近くのホテルで昼食を済ませ、新幹線のホームを目指します。いよいよ修学旅行も終わりです。「あと2〜3日欲しいなぁ」と後ろ髪を惹かれる思いで集合場所に向かいます。人は旅に出ると良きもあしきも「本性」を表すと言いますが、この旅では、本校生徒の「良さ」「素晴らしさ」をしっかりと見せてもらえた気がします。

晴れのち曇り 修学旅行 最終日 その2

ほぼ毎日・校長 Vol.187 令和2年11月25日(水)

 今日はどんより曇り空。退館式で生徒会長の挨拶があった。いい挨拶だった。こんな楽しい思い出づくりを支えてくださった聖護院御殿荘の皆さんに感謝しています。宿の前で記念撮影をしてバスで、最後の観光地、清水寺へ。ほんの1時間30分ほどの滞在であるが、それぞれに楽しんでいる。清水から産寧坂、円山公園、知恩院、八坂神社このあたりは思い出深いところ。高校生時代に唯一朝まで外出を許された日(大晦日)、除夜の鐘を聴きながら、ふらりとした場所。生徒たちがお参りを終え、土産物あさりに入った頃、独りでふらりと歩いてみると、高校時代の思いがリアルに蘇る。遠に忘れた感慨が鮮明に・・・。音楽を聞いてそのころの雰囲気をふと懐かしむのと同じように、古都にはそんな力があるのかもしれない。視覚に訴える寺社、嗅覚に訴えるお香、床板の軋む音は聴覚に。「そうだ、京都行こう」のコピーが人の心を掴んで止まないのは、こうした古都の力があるのかもしれない。修学旅行で感じ取るのは難しいかもしれない。でもうちの生徒たちなら「ならでは」をしっかり掴んでくれているはずである。まもなく京都を離れる。無事であってくれてありがとう。生徒たちに感謝したい。

晴れ 修学旅行 最終日

ほぼ毎日・校長 V0l.186  令和2年11月25日(水)


 楽しい時間は早く過ぎる。廊下ですれ違った生徒が明るく元気な挨拶をしてくれた。「どう?楽しかった?」と語りかけると、「本当に楽しかったです。ありがとうございます」本校の生徒の素晴らしいところは、「・・・ありがとうございます」という感謝の念を持ってくるところである。「えぇ、楽しかったです」だけでも、こちらは嬉しいのだが「ありがとうございます(お陰様で)(先生たちが面倒を見てくださった)」という気持ちが伝わってくると、なお嬉しいしやりがいがある。いい生徒たちに恵まれている。こうしたお子様を育てていらっしゃる庭訓に敬意と感謝。
 今、館内放送が入りました。「発送する荷物をトラックのところまで・・・」その後がまた素晴らしかった。「全てが、皆さんのおかげで順調に進んでいます。時間を20分切り上げます。(最終日の見学、土産物購入時間を少しでもたくさんとりましょう任)」By学年主
 いい瞬間(とき)過ごしています、市原中央高等学校。

晴れ 修学旅行 第三日目 その2

ほぼ毎日・校長 Vol.185 令和2年11月24日(火)

 最後の夜の最終打ち合わせを終わってからこのブログを書いています。体調不良ゼロ、発熱ゼロ、保健室利用ゼロ。同行くださった看護師さんから「いい生徒さんたちですね。限度を心得て・・・」とお褒めの言葉をいただいた。その通りだと思う。学年の先生方の団結した力だと思う。最後の打ち合わせの後、学年担任団から学年部長に「これまでありがとう、これからもよろしく」の気持ちをこめたセレモニーがあった。いい学年だと思います、心から。ぐるり廊下をひとまわりしてきましたが、部屋からは物音一つ聞こえません。生徒たちは、いい睡眠の瞬間(とき)を送っているのでしょう。もうすぐこの旅も終わりを迎えます。東京駅解散後は、寄り道せずに帰宅するよう指導しますので、ご家庭でもご承知おきください。

晴れ 修学旅行 第三日目 

ほぼ毎日・校長 Vol.184 令和2年11月24日(火)
 今日はUSJのグループに同行しています。入場したはいいけれど、しばらく経つとどこへいったのやら?お目当てのアトラクションに一目散なのでしょうか、見当たりませんうちの生徒、と思っていると、通りの向こうからミニオンの被り物を被った一団を発見。男子の一行でした。みんなでおそろいに決め込んだんだね。『アトラクションの一つは』と思いながら歩いていると、13:00開催のヲーターワールドが目に入った。そのすぐそばにジュラシックパーク。55分待ち。効果的に時間を使おう。ジュラシックパークに挑戦。水濡れ注意・『どうせ後ろの方なら、かかりはしないだろう』決め込んで列に並んで順番を待つと、なんと(アン)ラッキーなことに一番前の センター。あらら、ずぶ濡れで降りる時、係の方から申し訳なさそうに「水がかかります・・・」一緒に乗っていた南米から来たというカプルが気の毒そうに、ハンカチを出して拭いてくれた。国際交流。

晴れ 修学旅行 第二日目 その3

ほぼ毎日・校長 Vol.184 令和2年11月23日(祝日)

  ロビーで待っていると続々と生徒たちが帰ってくる。「ただいまぁー」「楽しかったです」明るく元気である。何より。宿に入る前に非接触型体温計で検温。全員異常なし。ホッとして彼女たちの日頃と違う雰囲気に気づいた。私にそれを感じさせたのは、髪型である。『そうかぁ、和服に着替えて京の街を楽しんだんだ』「写真撮っていたら見せてください」とお願いすると、何枚かの素敵な写真を見せてくれた。早速AirDropでいただいて、使わさせていただくこととした。鬼滅の刃の影響だろうか、大正ロマン、大正デモクラシーを感じさせる柄の着物に身を包んだ生徒が写っている。『これ本当に君たちかい?』と生徒たちに目をやり、『狐につままれたみたいだ』と思うと、「先生、ただいま」と声がする。振り返ると、顎の下に両手を揃え、マスクをした狐が一尾立っていた。「ははは、すごいね。かわいいね」とかまっていると、みるみるうちに四尾の狐に増殖した。明るく元気にいい瞬間(とき)を過ごしています。
 本日の夕飯は、すき焼きです。

晴れ 修学旅行 第二日目 その2

ほぼ毎日・校長 Vol.183 令和2年11月23日(祝日)

 古都の紅葉のお裾分け。生徒たちはこんな紅葉に包まれて、秋晴れの1日を過ごしています。
 修学旅行出発の前日、ある保護者の方と連絡をとる機会があった。話によると、この修学旅行に参加するお子さんを残して、家族が外出することになってしまったという。「えぇ?独りで東京駅集合に向けて起きて、身支度を整えて・・・ですか」すごいなぁ。生徒のことをよく知っている。確かにしかりした生徒であるが、状況を考えても「強い信頼」が伺えて、やはり「すごいなぁ」なのである。修学旅行外伝である。お母さん、今日も元気に友人と出かけていきましたよ。ご報告。

晴れ 修学旅行 第二日目 

ほぼ毎日・校長 Vol.182 令和2年11月23日(祝日)
 修学旅行2日目は、全体が2つに別れます。京都市内を班別に散策するグループとUSJに向かうグループ。明日はその逆になる。一斉に動かすことの難しい状況の中の工夫である。ありがたいのは、全クラスを通じて、深刻な疲労や発熱、風邪様症状を訴え生徒が一人もいないこと。写真でお分かりいただけるように、秋晴れの空の下、元気いっぱいにに出かけていきました。報道発表では、渡月橋あたりは昨年の同時期の4倍の人手だったということです。今日はそれほどではないと思いますが・・・。私は本部付でお留守番。班別のグループでは、体験学習もたくさん計画されているようです。いい瞬間(とき)を満喫してきてください。

晴れのち曇り 修学旅行 第一日目 その3

ほぼ毎日・校長 Vol.181 令和2年11月22日(日)


一足先に宿に帰って待っていると、日程を終えた生徒たちが続々と帰ってきた。まだ初日、元気いっぱいである。ロビーに置いてある荷物をそれぞれが部屋に持ち込み、着替えを済ませると待ちに待った夕飯。ディスタンスをしっかりとって、同じ方向を向いてみんなで食事。豪勢な御膳に舌鼓を打っていた。「静かに騒がず食事ね」という注意をしていたが、食べている間は無用であったようだ。美味しさは人を黙らせる。男子のある部屋から坊主頭がのぞいている。「どうした?」「あのぉ、おかわり」食べ盛りである。何杯も何杯もおかわりをしている。係の人が持ってきてくださった、結構大きな炊飯器が、あっという間に空になった。
 体調不良の者もなく、スムーズに1日が終わろうとしている。これを書いている最中も、廊下で大きなはしゃぎ声が聞こえる。寝不足にならないでよ。お願いだから。

晴れのち曇り 修学旅行 第一日目・その2

ほぼ毎日・校長 Vol.180 令和2年11月22日(日)


昼食の後、大原コース、伏見稲荷コース、嵐山散策コースの3つに別れて、晩秋の京都を散策した。3連休の中日で、Gotoキャンペーンの最中とあって、人の出も多かった。(添乗してくださっている担当の方の話だと、これでも例年の半分以下とのこと)渡月橋の上は、人の列である。天候にも恵まれ、紅葉の盛り、生徒は最高の京都を満喫したようである。

晴れのち曇り 修学旅行・第一日目

ほぼ毎日・校長 Vol.179  令和2年11月22日(日)


 本日から令和2年度の修学旅行が始まりました。朝8時30分の東京駅集合。しかも混雑と密を避けるため、新幹線のホームに直接集合という前例のない集合形態が採られました。『大丈夫かなぁ』という不安は正直あったものの、生徒たちはちゃんと期待に応えてくれました。9時に無事出発し、京都に。昼食も3つのグループに別れて密を避けました。同行したのは、知恩院前の平野屋本家「芋ぼう」さんで昼食を摂るグループ。棒鱈と海老芋の煮物に舌鼓を打ちました。ある男子生徒が、「先生、お椀の内側や座布団、箸置きがここはみんな瓢箪。何故ですか」と質問してきた。『そういえば、すごいところに気づいたなぁ』「瓢箪はね、縁起物で、きっとこのお店でも商標のようなものとして使っているのかもしれないね。3つ揃うと3拍子揃う、6つなら無病(む・六、びょう・瓢)息災・・・」それらしいことを語って、店を出る時、おかみさんらしき方に生徒のエピソードを語ると、「いやぁ、嬉しい。お食事だけやのうて、お店の気遣いに気づいてくれはるなんて」と言いながら生徒のことを褒めてくれた。やはり「無病息災」だそうである。店を出て、知恩院の方に向かうと、瓢箪を6つだけ描いた看板があった。
 修学旅行の素敵なスタートのエピソードである。
 早朝から見送りに来てくれた上市教頭先生ありがとうございました。

お知らせ 彼女の授業は楽しい歓声でいっぱい

10月27日(火) ほぼ毎日・校長 Vol.176 passionとplayに満ちている

 「あ、またやっているなぁ」理科の授業である。遠くから廊下の空間を通して、歓声が聞こえてくる。以前に拝見したときは、百均で買ってきた粘土で細胞の模型を作っていた。それぞれの班が作った細胞の模型を、大型のプロジェクターで投影して、説明を加える。カラフルな細胞の出来上がりである。「うまい」みんな本当にうまく作っている。「でも・・・」一人の女の子が遠慮がちに言った。「うまいんだけど・・・色が違う。」「そうだ!違う」「本当だ!」と引かれるように声が出る。待っていたように「よく気づいたね。どこが違うんだろう」「◯◯を意味したこの形は、緑色」などと声が出ている。印象に残るだろうなぁ。夢中になって取り組んだこと、忘れないだろうなぁ。授業で笑顔を作ったこと、記憶の片隅の大切な思い出。
 『今日はなんだろう?』「腎臓の働きを模型で確認したんです」いがくり頭の男子生徒が、壊しかけた模型を再度組み立てて実演している。「この段階で、たんぱくと◯◯は残ります。・・・そして排出されたのが、これが、尿」すかさず彼女(先生)が褒める。「わかっているじゃない。いいね」面白い授業作りができている。

お知らせ 定期演奏会があるよ〜

10月1日(木) ほぼ毎日・校長 Vol.175  楽しみにしていた

姉妹ではありません、師弟です。音楽コースの3年生の女子生徒が先生と一緒にきてくれた。「先生、定期演奏会があるんです」新しくできたプログラムを手に、ニコニコ笑っている。校長室は初めてらしく、「へぇー、へぇー」と言いながら見渡していた。「ドレスは?何色?」「赤です」嬉しそうな満面の笑顔。あれからもう1年が経つんだ。当時の3年生が、最後の演奏会はドレスで臨みたい。何度か話し合って、いくつかの約束をして、もう1年かぁ。早いなぁ。楽しみにしていた演奏会。皆さんもお出かけになりませんか?豊かな時を過ごせますよ。お待ちしています。

?! 前期終業式の放送講話

9月28日(月) ほぼ毎日・校長 Vol.174

前期終業式の放送講話

前期の終業を迎えるにあたり、生徒諸君に一言お伝えしておきたい。話は目で聴くといいながら、諸君の表情が見えないことが残念である。
この歳になって自分の人生を振り返り、君たちの行末を思うとき、これからの人生を歩む中で、自分を支えている様々なことの原点を辿ってみると、高校時代の体験、経験、考えに行き着くことが多い。
実はそうではないのだろうけれど、明確に辿れるのはやはり高校時代である。私ばかりではないだろうと思う。その意味で、君たちには日々を大切にしてほしいと切に願う。
ジェネレーションリングを知っているだろう。孫の世代、子の世代、親の世代、それぞれを円にする。孫と親の円が点で接し、その点を中心に同じ半径の円を描く。
一つの円は「One Generation」(60年)である。親が人生の真っ只中、社会の担い手である頃に子が生まれ、その子が社会の担い手になるころに、親は社会の一線から退く、同時に孫の誕生。我々の文化の継承はこうした交わりの中にある。はずである。
一つの文化が生まれるためには、その文化が誕生する過程の「よき」も「あしき」も噛み分ることがあって、混ざり合って誕生してくるものである。それがそうではなくなった。一段ずつ上がるべき階段を、二段も三段も飛び上がるようにして開花すると、精神がついていかない。気息奄々(きそく・えんえん)とした日本人の姿がそこのある。「内発的に変化して行くが好かろう」と語ったのは漱石であった。(現代日本の開花) 私は今になってそれが理解できる気がする。そんな時代だから、より「夢中になるもの」を見つけ、瞬間(とき)を大切にしてほしい。

先日、数名の生徒と話をする機会があった。
他の者に誇れる何か夢中になっているものはあるか?
1人の生徒は、きっぱりと答えた。勉強です。誰にも負けないだけやっている自信があります。進学を考えているんだから当然です。効率や身についたということについては、人より優れているかどうかはわかりませんが、今までの中で、これほど「やっているな」というほど勉強に打ち込んでいることはありません。
ある生徒は自信なさげに答えた。「それがないんです」「じゃあ、少しの時間先生とゲームをやろう」ゲームのあとで、その生徒は「人生観変わりました。目標が見えた気がします」と答えた。生まれ変わった気がする。真剣に目標に向かって頑張ったことがない過去を振り返り、スタートをする決意をしたという。頑張ってほしい。
この秋は君たちにとって人生のターニングポイントである。ほんの少しの経験が、ほんの少しの振り返りが、大きな前進を生む。コロナ禍で、全てがこれまでの「今まで通り」を見つめ直させている。見つめ直すいい機会だ。見つめ直せばいい。しかしその中に、不易、不変、不断は必ずある。上質で豊かな秋を過ごしてほしいと思う。

 

晴れ 自分で作り上げるものなんだよぉ

9月16日(水) ほぼ毎日・校長 Vol.173 書く気になった

執筆というほどではないが、ブログを書くにも筆のノリがある。ウダウダとまとわり付く問題に煩わされていると、一向に生徒との触れ合いに気持ちが向かない。『つまんないのぉー』なんて今日も一人で食事をしていると、ドアをノックする音が聞こえた。『校長先生、ちょっといいですかぁ?どうして「ちょっといいですか?」なんだろう。ちょっとであった試しがない。』覚悟を決め、それでも明るく「はーい、どうぞぉ」。予想に反して、「先生、お一人ですか?」と明らかに生徒の声。「ですよ。どうぞお入りなさい」二人の女子生徒が入ってきた。「へぇ」とか「ふーん」とか言いながら、初めてみる空間をひとしきり見回して、ソファーに腰掛けた。
 「悩みがあるんです」と一人がいうと、その言葉が終わらないうちに「私は付き添い、おまけのようなもの」。妙に連携が取れた、いい相方のようである。さらりと「悩みが」と言っていたので、それほどでもないのかな?と思って聞くと、かなり深い。なんとか答えてあげたいという気持ちで、空海の密教の世界まで入り込んでしまった。「今言ったように『自分』ってね、自分で作り上げるものなんだよ」抽象的でわかりづらい説明であったろうに、「先生、わかった気がする」「少し(悩みが)溶けた気がする」と言って、「ねぇ」と声を合わせて顔を見つめ合った。コンビネーションの良さを感じながら、「お名前は?」二人は同じような悪戯っぽい笑みを浮かべて、「◯◯」二人合わせて「◯◯・◯◯」ファーストネームが同じだった。
 「ありがとうございました」と元気よく帰っていく背中に、「今度はお弁当持っておいで、一緒に食べよう」と語りかけると、振り返った目が「本当にいいんですか?」と語っていた。「はーい」という元気な声が、廊下に消えていった。

 今日の秋晴れのような清々しい、気持ちになった。いい1日になりそうだ。

曇り 「離れている」が見せるもの

7月31日(金) ほぼ毎日・校長 Vol.172 Distanceは何を語りかけるのか

本文と二人の女子生徒は無関係です。お昼休みに人生ゲーム(命名:日髙・将来像確認トーク)に来てくれている二人です。

夏休み前の校長講話

いま口を開くと「新型コロナウイルス」一色である。「人」という文字は、支え合っている姿を表している。「人」は一人では生きていけない。よく言われる話。人は元々「群れ」で生きるようにできている。「村(ムラ)」の語源が「群れ(ムレ)」であるように、共同体、コミュニティが必要な生き物である。
新型コロナウイルスは、その我々に、真逆のDistance(距離、道のり、隔たり)を要求する。「離れろ」と強要してくる。寄り添って、距離を縮めて発揮できる人間の力を奪い取っていく。そんな現状をポジティブに考えたいが、なかなかそうはいかない。しかし今日は考えよう。この事態が我々に見せてくれたもの。Distance(距離、道のり、隔たり)を強いられたこの状態は、本来の人の姿、本来の人間力をしっかりと見つめてさせくれるチャンスと考えてみてはどうか。

人の刻む歴史を記録としての「正史(正しい歴史)」とするなら、正史には現れてこない「離」のもつ力、人が「離(れている」ことを通して、「会う(支え合う)」ことの大切さを認識していた心の動きが、人の心の動きを伝える「外伝」としての文学に現れてくる。

万葉集の有名な歌である。
あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る
紫草の映える標野を行きながら、そんなに袖を振らないでください。(標野の)見張りが見るではないですか。私たちの逢瀬がみんなの知るところとなってしまうではありませんか。
有名な額田王(ぬかたのおおきみ)の歌である。中大兄皇子:大海人皇子の兄との恋愛関係にあった女彼女が、大海人皇子の蒲生野での狩りに一緒に行ったときに、額田王が詠んだ歌。天武、天智の時代を生きた女性の歌である。ここに記される「袖振る」は、離れている者が相手の魂を呼び寄せる行為と言われている。バスで帰る君たちに「さようなら」「(私は)ここにいるよ」ではなく、「あなたの心が欲しい」「会いたい」「一緒にいたい」という気持ち。今はDistance(距離、道のり、隔たり)があるけれど、「会う(逢う)」ことを望んでいるのですよ。どうかあなたの心、私に届け。離れている現実から、本来あって欲しい(あるべき)姿を見る姿勢である。「外伝」には、他にもある。

徒然草『花は盛りに』
「障ることありてまからで。」なども書けるは、「花を見て。」と言へるに劣れることかは。花の散り、月の傾くを慕ふならひはさることなれど、ことにかたくななる人ぞ、「この枝かの枝、散りにけり。今は見どころなし。」などは言ふめる。

古人は「なき状態」から「ある状態」の素晴らしさを思う心の動きを大切にした。なかなか感じることができない、持つことができない姿勢のチャンスをコロナは与えてくれた。不自由な、規制のある、ままならない状態から、今まで感じることもなかった「当たり前」とその大切さ、ありがたさに目を向けるチャンスをくれたと考えてもいいのではないか。(ちょっと無理があるかな?)

人には「協働」とか「知恵」とか、幾多の難関を切り抜けてきた素晴らしい力がある。将来の社会の担い手としての君たちの人間力に期待したい。
「なき状態」から「ある状態」を観ることを知った者は、成長するだろう。生まれ変わるだろう。本校の生徒たちには、それができると思っている。そんな思いで君たちを見ると、なんて素晴らしい学校なんだろうと改めて思う。

お知らせ 月曜日から登校バス増便

7月3日(金) ほぼ毎日・校長 Vol.171

登校バス増便のお知らせ

1 増便になるのは次の路線(停留所)です
(1) 五井線(五井駅東口)
(2) 木更津線(坂上、光風台セイムス、双葉中)
(3) 鎌取線(ちはら台駅入口、尾梨)
(4) 千葉みなと線(蘇我駅)
(5) 茂原線(志鎌医院)
(6) 東金線  既に増便済み

2 運行時間が変更になる停留所
    菊間線(千葉銀行辰巳台支店)発車時刻 
    Webでお知らせ(市原中央通信)メールで時刻確認してください

3 運行体制が変わる停留所
    大原線(大原駅入口) 発車時刻の変更はありません。
    これまでこの停留所からは1台のバス運行でしたが2台のバスになります。
    先発車両(1台目):各停留所に止まり生徒を乗せて運行。
    後発車両(2台目):原則途中の停留所からは生徒の乗車はなく運行します

お知らせ 学校再開にあたって(動画配信)

6月16日(火) これからが本番

15日に発出した文書に関する解説動画です。
1 文書解説 4点
 (1)最初の一週間について
 (2)夏休みについて
 (3)部活動における感染拡大防止
 (4)もう一度確認、感染拡大防止対策
2 スクールバスについて

市原中央通信にお送りしたURLからご覧ください。

【お詫びと訂正】
6月15日発生徒保護者様あて文書「通常登校開始について(お知らせ)」の中に、日付と曜日が合わない記載がありました。申し訳ございませんでした。下記のとおり訂正いたします。

3 行事予定について

(誤) (1)8 月1日(日)

(正) (1)8 月1日(土)

お知らせ 学校再開にあたって

 

6月7日(日)ほぼ毎日・校長  Vol. 170   学校再開にあたって

明日以降、これまでより多くの生徒が登校する機会が生まれ、感染拡大により注意しなければなりません。学校でもできるかぎりの感染拡大防止措置を講じますが、手洗いの励行等ご家庭でもご指導いただきたくお願い申し上げます。

新規ではありませんが、以下のことをお願いいたします。
1 Web健康チェックは全生徒が行う
2 ゴミの持ち帰り
3 手洗いの励行(アルコール手指消毒液は補助)
学校再会にあたってPart5(動画)を配信いたしました。市原中央通信でお知らせしたURLで参考になしてください。
*Web健康チェックは先週一週間、各学年とも90%以上の回答率でした。すごいことです。素晴らしいと思いますが・・・100%目指しましょう。

合格 なぜ、おじいさんとおばあさんなの?(悪いことばかりじゃないpart5)

6月3日(水)ほぼ毎日・校長 Vol.169 コロナウイルスが教えてくれたもの

「普通に」「通常に」が、とにかくありがたく感じる。コロナウイルスはそれを奪い去った。100歳になろうかという長寿の母が亡くなった時にも、『あの小言はもう聞けないのか?』まず感じたのがそれだった。「ダメ」を口にする人ではなかったが、説諭されるとけっこう効いたなぁ。当たり前にあることのありがたさに気づかない。コロナウイルスはそんなことに気づかせてくれた。
 初めて登校した1年生にそんなことを語った。今まで常識として疑いもしなかったことが、「なぜ?」を帯びて眼前に立ちはだかる。自分で考え判断して行動する。より積極的にそれに向かう姿勢が要求される時代。それがコロナによってスタートした。
T Vドキュメントでイタリアのおじさん2人が語り合っている。窓から吊るした籠に、わずかな食糧を入れて下げる。職を失った男が感謝の言葉を述べながら、捧げるように両手を上げている。まるで神を拝むように。その籠のおじさんが別のボランティアで頑張っているおじさんに「よくやるねぇ。嬉しい」と語りかけると「やらないでいられる方が不思議だろうよ」と返事が返ってきた。そして「どうだろう、コロナが去った後、俺たち人間は成長しているのかなぁ」と問いかけてきた。籠のおじさん「成長なんていうもんじゃない。新たな人類の誕生、スタートの時さ。今まで(の人間の汚れ)を拭い去って、綺麗な人としての出発だ」T Vの中のおじさん2人の会話を興味深く聞いていた。
「悪いことばかりじゃない」そんなふうに捉えることができない「今」だから、自分の瞬間(とき)を見つめ直してみよう。生徒たちに語った。こんなふうに捉えるとわかりやすいかもしれない。前に座っている3人に協力してもらった。日本昔話の語り方の定番を私と一緒に語ろう。(私)「むかし、むかし」→(生徒A)「あるところに」→(生徒B)「おじいさんとおばあさんが」→(生徒C)「住んでいました」。すかさず尋ねた。「Bさん、なぜ『おじいさんとおばあさん』なの?」会場中が首を傾げている。「永遠の5歳チコちゃんに叱られてしまいそう」クスクス笑いが出た。
こういう問題が山ほど周りにある。今まで考えたこともない、常識として疑いもしなかったこと。突然姿を変えて大問題として取り組まなければならなくなる。そんな時代がスタートした。籠のおじさんがいうほどの「人類の再スタート」もあながち大袈裟でない。そういう時代を担うのは君たちだ。コロナウイルスはそれを教えてくれた。時代を担う力、この市原中央高等学校で培ってください。ようこそI C Hへ。

「悪いことばかりじゃない」そんなふうに捉えることができない「今」だから、自分の瞬間(とき)を見つめ直してみよう。けっこう感動の発見があったりする。

 

重要 明日から分散登校

5月31日(日)ほぼ毎日・校長 Vol.外伝   バスに乗る前に「マスク」忘れに気づいた!どうする?

明日から分散登校がが始まります。注意事項を守って、登校してください。
バス乗車の注意事項に「マスク着用」があります。
乗る直前に、家を出てから忘れていることに気づいた。もう時間がない・・・
ありそうな展開です。そんな時「マスクがない」=「バスに乗れない(登校できない)」と考えないでください。大丈夫です。以下の対応、対策をしてください。

【対応】
バスに乗って登校してください。
【対策】
乗車している間、ハンカチ等で口元をふさぎ、飛沫感染防止に努めてください。
乗る前に、運転手さんに「マスク忘れてしまいました」と告げてください。

 

(動画)学校再開に向けてPart4を配信しました。市原中央通信でお知らせしたURLからご覧ください。 

お知らせ Web健康チェック必ずお願いします

 

5月30日(土)9時更新 自分を管理することはみんなを守こと

Web健康チェックの試行を3日間行ってきました。協力ありがとうございます。日増しに回答の%が上昇し、さすが市原中央高校生と感心しています。月曜日は1年生の登校ですね。いくつか確認しましょう。

1 Web健康チェック 単なるアンケートじゃないですよ!
  必ずWeb健康チェックをしてから登校しましょう。
  うっかりの場合は、必ず教室に入る前に昇降口にいる先生に声をかけてください。
2 夏服・マスク着用・持ち物チェック
  登校は夏服です。
  マスクをして登校してください。
  替えのマスク、ハンカチ、ビニール袋(マスク保管用)
3 バスの座席
  十分な間隔をとって座れるように配車しています。
  赤いテープや印のついている座席には座らず。
  ソーシャルディスタンスを確保してください。
4 その他(結構失念しがち)
  熱中症対策を忘れないでください。
  水筒持参するなどして水分補給ができるように心がけてください。

重要 重要なお知らせ2件

 

5月28日(木) 午前6時更新 重要なお知らせ2件です

【1】健康チェックアンケートに回答してください
 学校生活の安心・安全のために必要な健康チェックアンケートを送信しています。6月1日からの実施となっていますが、この週末に試行実施しますので協力してください。
 午前6時ごろ配信 午前8時30分までに回答(通常の学校生活が始まったら7時30分)

【2】再開後のバス利用について(総務部から)
 本校では登下校の際のスクールバスは、予め登録した路線・停留所を利用することを原則としています。6月からの学年別分散登校におきましては、三密状態を回避するために、登録された路線別人数からバスの配車をいたしました。したがって、この期間におきましては、他の路線・停留所の利用は禁止とせていただきます。下校時に予備校等へ行く場合も含めて、一旦登録してある路線で帰宅した後、向かうようにしてください。

お知らせ 初回の登校は夏服で

 

5月28日(木)午前10時更新  文書通知事項の訂正です


通知文書でお知らせした内容を変更いたしました。
気温の上昇により、マスクの着用に加え、夏服とすることが、生徒の皆さんに過酷な環境を作り出す可能性を考えてのことです。よろしくお願いいたします。

 夏 服 で登校してください

動画「学校校再開に向けてPart3」を配信しています。Web通信でお知らせしたURLからアクセスしてください。大切なお願いです。

お知らせ 画稿再開に向けて

 

5月26日(火) 午後6時30分更新  学校再開に向けて

 全国の緊急事態宣言解除を受けて、予定どおり6月1日から学校を再開します。市原中央通信で標記のことについて文書をお送りしました。ご査収いただき、6月1日からの登校に備えてください。
 感染拡大については、宣言解除が終焉を意味しないことは言うまでもないことです。気を引き締めてたゆむことなく、危機感を持って取り組んでいきましょう。これからが本番です。
 しばらくの間、分散登校を余儀なくされますが、こうした過渡的な状況こそ、ご家庭の協力、何よりも生徒本人の自覚と協力が必要です。お送りした文書をよく読んで、自覚を持って登校に望んでください。
 学校でお会いしましょう。

送付文書

○学校再開に向けて-準備と予定について-(お知らせ)保護者あて.pdf

○感染症対策(保護者にお願い).pdf

お知らせ スクールバス時刻

5月24日(日) 午前10時更新 スクールバスダイヤ(停留所)と日課表掲示

5月20日に配信した動画・校長講話でお話ししていた標記のDATAは、市原中央通信の多目的掲示板、5月21日に載っています。ダウンロードして確認してください。
日常性の回復のために、努力していますか?

注意点
1 分散登校の時は別の時間が組まれます。改めて連絡しますので注意してください。
2 セキュリティの観点から、これ等のDATAは在校生と保護者のみに止め、拡散しないでください。

重要 臨時休校期間に変更はありません

5月23日(土) 午後7時30分更新  臨時休校期間に変更はありません

 報道発表によりますと、緊急事態宣言について政府は、新たな感染者数などが現状のまま推移すれば、25日にも宣言の解除は可能だという見解です。現在のところ、本校の対応措置としての5月31日まで臨時休校とする対応に変更はありません。6月1日(月)以降の対応は、来週火曜日(5/26)以降にお伝えいたします。

お知らせ 取り戻そう日常の生活

5月20日(水) 午前17時更新 取り戻そう日常の学校生活

動画で講話をアップしました。
Webでお知らせしたアドレスからご覧ください。