晴れのち曇り 修学旅行・第一日目

ほぼ毎日・校長 Vol.179  令和2年11月22日(日)


 本日から令和2年度の修学旅行が始まりました。朝8時30分の東京駅集合。しかも混雑と密を避けるため、新幹線のホームに直接集合という前例のない集合形態が採られました。『大丈夫かなぁ』という不安は正直あったものの、生徒たちはちゃんと期待に応えてくれました。9時に無事出発し、京都に。昼食も3つのグループに別れて密を避けました。同行したのは、知恩院前の平野屋本家「芋ぼう」さんで昼食を摂るグループ。棒鱈と海老芋の煮物に舌鼓を打ちました。ある男子生徒が、「先生、お椀の内側や座布団、箸置きがここはみんな瓢箪。何故ですか」と質問してきた。『そういえば、すごいところに気づいたなぁ』「瓢箪はね、縁起物で、きっとこのお店でも商標のようなものとして使っているのかもしれないね。3つ揃うと3拍子揃う、6つなら無病(む・六、びょう・瓢)息災・・・」それらしいことを語って、店を出る時、おかみさんらしき方に生徒のエピソードを語ると、「いやぁ、嬉しい。お食事だけやのうて、お店の気遣いに気づいてくれはるなんて」と言いながら生徒のことを褒めてくれた。やはり「無病息災」だそうである。店を出て、知恩院の方に向かうと、瓢箪を6つだけ描いた看板があった。
 修学旅行の素敵なスタートのエピソードである。
 早朝から見送りに来てくれた上市教頭先生ありがとうございました。