2020年6月の記事一覧

お知らせ 学校再開にあたって(動画配信)

6月16日(火) これからが本番

15日に発出した文書に関する解説動画です。
1 文書解説 4点
 (1)最初の一週間について
 (2)夏休みについて
 (3)部活動における感染拡大防止
 (4)もう一度確認、感染拡大防止対策
2 スクールバスについて

市原中央通信にお送りしたURLからご覧ください。

【お詫びと訂正】
6月15日発生徒保護者様あて文書「通常登校開始について(お知らせ)」の中に、日付と曜日が合わない記載がありました。申し訳ございませんでした。下記のとおり訂正いたします。

3 行事予定について

(誤) (1)8 月1日(日)

(正) (1)8 月1日(土)

お知らせ 学校再開にあたって

 

6月7日(日)ほぼ毎日・校長  Vol. 170   学校再開にあたって

明日以降、これまでより多くの生徒が登校する機会が生まれ、感染拡大により注意しなければなりません。学校でもできるかぎりの感染拡大防止措置を講じますが、手洗いの励行等ご家庭でもご指導いただきたくお願い申し上げます。

新規ではありませんが、以下のことをお願いいたします。
1 Web健康チェックは全生徒が行う
2 ゴミの持ち帰り
3 手洗いの励行(アルコール手指消毒液は補助)
学校再会にあたってPart5(動画)を配信いたしました。市原中央通信でお知らせしたURLで参考になしてください。
*Web健康チェックは先週一週間、各学年とも90%以上の回答率でした。すごいことです。素晴らしいと思いますが・・・100%目指しましょう。

合格 なぜ、おじいさんとおばあさんなの?(悪いことばかりじゃないpart5)

6月3日(水)ほぼ毎日・校長 Vol.169 コロナウイルスが教えてくれたもの

「普通に」「通常に」が、とにかくありがたく感じる。コロナウイルスはそれを奪い去った。100歳になろうかという長寿の母が亡くなった時にも、『あの小言はもう聞けないのか?』まず感じたのがそれだった。「ダメ」を口にする人ではなかったが、説諭されるとけっこう効いたなぁ。当たり前にあることのありがたさに気づかない。コロナウイルスはそんなことに気づかせてくれた。
 初めて登校した1年生にそんなことを語った。今まで常識として疑いもしなかったことが、「なぜ?」を帯びて眼前に立ちはだかる。自分で考え判断して行動する。より積極的にそれに向かう姿勢が要求される時代。それがコロナによってスタートした。
T Vドキュメントでイタリアのおじさん2人が語り合っている。窓から吊るした籠に、わずかな食糧を入れて下げる。職を失った男が感謝の言葉を述べながら、捧げるように両手を上げている。まるで神を拝むように。その籠のおじさんが別のボランティアで頑張っているおじさんに「よくやるねぇ。嬉しい」と語りかけると「やらないでいられる方が不思議だろうよ」と返事が返ってきた。そして「どうだろう、コロナが去った後、俺たち人間は成長しているのかなぁ」と問いかけてきた。籠のおじさん「成長なんていうもんじゃない。新たな人類の誕生、スタートの時さ。今まで(の人間の汚れ)を拭い去って、綺麗な人としての出発だ」T Vの中のおじさん2人の会話を興味深く聞いていた。
「悪いことばかりじゃない」そんなふうに捉えることができない「今」だから、自分の瞬間(とき)を見つめ直してみよう。生徒たちに語った。こんなふうに捉えるとわかりやすいかもしれない。前に座っている3人に協力してもらった。日本昔話の語り方の定番を私と一緒に語ろう。(私)「むかし、むかし」→(生徒A)「あるところに」→(生徒B)「おじいさんとおばあさんが」→(生徒C)「住んでいました」。すかさず尋ねた。「Bさん、なぜ『おじいさんとおばあさん』なの?」会場中が首を傾げている。「永遠の5歳チコちゃんに叱られてしまいそう」クスクス笑いが出た。
こういう問題が山ほど周りにある。今まで考えたこともない、常識として疑いもしなかったこと。突然姿を変えて大問題として取り組まなければならなくなる。そんな時代がスタートした。籠のおじさんがいうほどの「人類の再スタート」もあながち大袈裟でない。そういう時代を担うのは君たちだ。コロナウイルスはそれを教えてくれた。時代を担う力、この市原中央高等学校で培ってください。ようこそI C Hへ。

「悪いことばかりじゃない」そんなふうに捉えることができない「今」だから、自分の瞬間(とき)を見つめ直してみよう。けっこう感動の発見があったりする。