校長室から

イベント 望んでいた雰囲気なのです

5月10日(金) Vol.25 行きますよ〜、フードカルチャー同好会

校長室のドアを開いていると、時折甘いいい香りが漂ってくる。誰かが何かを作っている。それも「お菓子」。以前勤務していた高校で、服飾デザイン部と調理研究部がセットになった活動場所が、部屋の近くにあり、そこに集う生徒たちと随分仲良くさせてもらった。「先生、カレーパン!」「センセー、クリスマスケーキ。これはワンちゃん用」愛犬にまで差し入れをしてくれる生徒たち。お礼は、ファッションショーに言われるがままの格好をして出演すること。楽しかった思い出が蘇る。香りに誘われて、2階に上がると、いたいた、フードカルチャー同好会の生徒たち。すでに1年生も先輩と一緒に活動している。文化祭での出し物を制作実験中とか。みんなが笑顔で迎えてくれた。おまけに試作品の試食。美味しかった。お世辞抜きで美味しかった。「先生、お誘いしますから、また来てくださいね」嬉しい。餌付けされた野良猫のように、ゴロゴロ喉を鳴らしていたような心地よさである。

楽しくなければ学校じゃない。望んでいた雰囲気を実践している生徒たちがここにもいた。

グループ 打ち上げパーティではありません

5月9日(木) Vol.24 こんなに美しい気持ちを持っていただろうか

昼休みに男子生徒の一団が来た。「おや?珍しい」と思っていると、手にお弁当を持って遠慮がちに入ってきた。「いいよ、昼休みぐらいしか先生が捕まらないいんだね。ここで昼食摂ればいい」と声をかけると、持参した弁当を広げ、むしゃむしゃ食べ始めた。せっかくだから写真撮影。「あぁ、今日は母が手抜きだと言っていました」(それにしては豪勢なお弁当です)ふと高校時代のことを思い出した。隣の友人の弁当がやたらに豪勢で、卵焼きがふんわりしている。看護師をしていて、朝時間のない母が作る弁当は、のり弁か日の丸弁当。それでも美味しかった。ポツンとその事情を呟くと、一緒に昼食を摂っていた友人が、「これお前の分だって、お袋が」と言って、翌日ふんわり卵焼きを持ってきてくれた。嬉しかった。何日かに一回、自分と同じおかずを持ってきてくれる。遊びに行ってお礼を述べると「喜んでもらえたら・・・」という、おばさんの言葉を遮るように「俺が作れって言っているんだ」と友人が言葉を挟んだ。今でも付き合いがある。お母さんはなくなったそうだが。彼らの弁当で、いい思い出を思い出させてもらった。

「で、来たからには、何か目的があるのだろ」と問いかけると、如何ともしがたい、やるせない思いを語り合っているうちに「そうだ校長に聞いてもらおう」という気になったのだという。(内容は彼らと私だけの秘密)一緒に高校生活を送って来た仲間に有終の美を飾らせたい。大きな壁があるし、それはどうすることもできないものであることも自覚している。『しかしなぁ・・・』何がどうなるわけではないが、聞いてくださいよ。堂々巡りの思い。同じ場所をくるくる回るメリーゴーランドのようなもの。話を聞いていて、そんな彼らが羨ましかった。「いい経験しているよ。だでれもできるものではない。私が何をしてあげられるわけではないが、『だめ』という結論を出してしまっているものにチャレンジしてみればどうだろう。互いのつながりや思いを確認するためにも。結果として『だめ』であっても、この『なかま』『ともに』はより強い『絆』となるのではないか」というほどのことを語った。いいアドバイスになったかどうかわからないが、リーダー格の生徒が、「やってみるか。ダメだったらごめんな。」と渦中の友人に語りかけていた。語りかけられた生徒は「ありがとう」とつぶやいている。高校時代に、こんな美しい気持ちを持っていただろうか?

市原中央高等学校生徒の保護者の皆様、お子様はいい成長していますよ。いい学校です。

雪 ここには100点達磨がいた

5月8日(水) Vol.23 創立来生徒を応援してきた

朝の打ち合わせが終わって、担任の先生がHRに向かう。外を眺めると、快晴の空に山々の新緑が眩しかった。爽やかないい朝である。一人の先生が、眺めている私の様子をみて「いい天気ですね」と声をかけてくれた。ささやかな一言だが、こういう会話って大切だと思う。校長室にきたある先生が、私の文章を読んで「言霊」の話をしてくれたことがある。『読んでいてくれたんだ』という嬉しさと、コトダマというもう古語になった語句を共有できる喜びを感じたのだが、今朝のこの先生の言葉にも「コトダマ」が宿っていたようである。いい朝、いい一日の始まり。校長が難しい顔をしていては、学校が暗くなる。いい1日になりそうである。声がけをくださった先生が思い出したように、「校長先生、ご存知ないかも知れませんが、本校には100点達磨がいるんです」といって、足元の引き出しから、手のひらサイズの達磨を出して見せてくれた。各考査のテストで、100点満点を取った生徒に贈られるものだという。創設者の故・真板益夫先生が考え出したものらしい。「頑張っている姿は美しい」少しの励みになればというお考えであったに違いない。毎年ダルマ獲得に意欲を燃やす生徒もいるという。1年生諸君、初めて聞く話かも知れないが、ぜひ狙ってみてはいかがですか。つまらないことでも夢中になるpassionって大切ですよ。

重要 南の海での経験を話そう

5月7日(火) Vol.22 たった一度の経験が命を救う

避難訓練が行われた。様子を拝見していてますます「うちの子」が好きになった。担当の先生が、放送を入れ、避難を開始してからのタイムを図っている。「昨年度は8分30秒くらいでした。今年は7分15秒です」競い合うものではないが、訓練とはいえこの時間で1000名近い人が移動を開始し、整然と整列を完了できる。すごいことだと思う。さて、校長の出番である。実は連休でこの行事を忘れていた。(告白、申し訳ない)当然、講評を忘れている。南の海での貴重な経験を話すことにした。新聞委員の諸君、原稿が遅れてごめんなさい。

1分前の話が人の命を救った

南の海が好きで、年に何回も海に出かけていた。趣味の水中写真を撮影することが目的である。インド洋の小さな島で出会った日本人の若者のこと。彼は経験が豊富らしく、船の上で懸命にレクチャーをしてくれる。はるかに経験の豊かな私は、少しあしらうように彼と話をしていた。移動中のボートの上でウェイトをつけるのはよくない。そのまま落ちると、死が待っている。そんな話になった。「その時はね。こうやって・・・」と実演をして、対処方法を彼に説明して間もなく、大きな波を受けたボートがぐらりと揺れた。すでにポイント近くに来ていたので、私と話をしていた彼もウェイトをつけている。二人とも海に転落した。透明度の高い真っ青な海の中で、私より数メートル先を彼はどんどん沈んでいくのが見えた。数メートル潜ると、水圧でウェットスーツが縮む。加速をつけて、落ちるように潜行していく。苦もなくウェイトを外した私の脳裏に、若者の「死」が浮かんだ。『覚えていてくれればいいが・・・』なすすべなく浮上した私から15メートルほど離れたところに、数秒遅れて彼が浮かんできた。咳き込みながら「ウェイト、ちゃんと外せました!」と彼が叫んでいる。

彼と船上であの話をしなければ、一回の会話による疑似体験が彼になければ、命を落としていたかも知れない。訓練や練習とはそういうものだと思う。ことさら意識はしないが、自分の体は学校の机に入りづらいのだとか、この経路を使って避難場所にいくのだとか、一度実体験しておくこと、イメージしておくこと、それが命を救う。私のような経験をするものは少ないかも知れない。何事もないに越したことはない。しかし、有事に自らを救うのはこうした事前の経験なのである。その「訓練」に真摯に、静かに臨めた君たちは素晴らしい生徒たちである。

晴れのち曇り 楽しんでいるだろうか?

4月25日(木) Vol.20 DisneySeaへ

 今日は全校生徒がTDSへ。私はお留守番でした。見送っていると、「先生はどのバスですか?よかったら来ませんか?」と声をかけてくれる生徒もいる。(大人気なく)一緒に行きたい! 晴れ男の私。天は味方してくれたようで、出発時には小雨だったが、すぐに西の空に薄陽がさしてきた。みんな楽しんでいるかなぁ。

後日・・・あるクラスのクラス新聞が回ってきた(抜粋)。楽しんでいるようだった。よかった。

①絶叫系のに乗れない私に合わせてくれて、嬉しかったです。(その想い大切にね

②ステラルーのぬいぐるみゲットした(知らないうちにキャラが誕生していた

③シンドバットのアトラクションに◯◯先生がいた(よく似ているが違う。先生は学校にいた

④チュロスは3本目からがきつい(無理をしないで、校長先生に相談してください

⑤いろんな先生と写真撮れた(よかったねえ)

楽しいひと時を過ごしてきたようで、何よりです。お疲れ様。

笑う アジアが好きだ!

4月24日(水) Vol.19 ベトナムからのお客さん

ベトナムのFPT大学からお客さんがあった。シンガポール、マレーシア、インド、スリランカ、インドネシア、モルディブ・・・、アジアは美しいと思う。いい思い出ばかりで、自分もアジア人の一員でありたいと切に願う。日本ともっともっと交流を深めたいと思っている国がある。ありがたいことである。写真で私と握手してくださっている方は、大学のグローバル・ディレクターを務めているCuong Hoangさんである。国際化推進センター所長のようなもの。日本への熱い想いを語ってくださった。茶道が好きで、大学にも茶室があるという。大学では、カリキュラムの中にJapanCultureProgramがあり、日本の言語や文化を多くの学生が学んでいるという。写真の一番右に立っているのは、Nguyenさん。日本に憧れ、君津学園に留学していた青年である。留学の頃の話を上司にすると「是非に・・・」と今回の訪問になった。私たちは彼らのこの姿勢に学ことが多いと思う。日本の◯◯を伝えるとか、◯◯指導などといったことではなく、真にアジアの一員として、パートナーとして、互いにをリスペクトしながら手を携える、そんな関係、そんな交流があってほしいと心から思う。高校生がベトナムを好きになり、FPT大学で学んでくれるなら、スペシャルプログラムで人材育成するといってくれた。彼らの持っているキラキラ輝く希望に満ちた目を、私はいつか失ってしまったような気がして、少し恥ずかしかった。「これから積極的に交流しましょう。良きパートナーとして、AIにできない温もりの交流、やりましょうよ」思い、伝わっただろうか。

FPT大学は、大手ICT企業「FPTコーポレーション」によって設立された首都ハノイに本部を持つ私立大学で、2016年度のQS世界大学ランキングでは、高い評価を受け、5つ星を獲得している大学である。

音楽 顧問の先生と仲良くしてる?

4月23日(火)Vol.18 多彩な訪問者達

打ち合わせが長くなり、昼休みの時間まで食い込んでしまった。30分を過ぎる話し合いは、大抵の場合何も生まれない。『もうそろそろ終わりにするか』と思っていたら、開けていたドアのところに人影がある。見えるのは私だけ。「おーい、どうした?」と声をかけると、「いえ、あらためます」といって立ち去ろうとする。良い機会にして、打ち合わせを終わりにした。

入ってきたのは、テニス部の男子2人組。男子がくるのは珍しい。色々と話をしているうちに、一人が「国枝選手とプレイしたことがあるんです」と言い始めた。私の知る限りでは、テニス・・・国枝といえば、車椅子のパラ・テニス、シングルスグランドスラム◯◯回達成したあの人である。彼の話では、到底勝てなかった。パラのツーバウンドルールでなくても、まず無理だったとのことであった。貴重な経験しているなぁ。ところで君は、何者なんだ?

次の訪問者も男子だった。新聞委員会の二人が原稿依頼にしてくれた。部ではなくて、委員会。クラスの中で選出された役割分担での訪問である。しっかりと務めを果たしている。集団の中の一人として、自分が担うべきものをしっかりと受け止め、責任を持って遂行する姿に、安心を感じた。この自覚は、現役で社会を担っている大人だって、なかなか難しい。この学校の日常で育みたいと思っているものが、ちゃんと身に付き始めているようで嬉しかった。

最後はとても明るい女の子2人、吹奏楽部の女の子だ。一人はフルート、一人はクラリネットをやっているという。お願いがあってきたのだという。「そうそう、一度彼女に会いに行きたかったんだ。毎朝練習している・・・」二人が怪訝そうに顔を見合わせている。「ブログ(Vol11)に書いた・・・、あっ読んでないか?」と語りかけると、「いいえ、わかります。でも・・・彼、◯◯君です」と名前を教えて、クスクス笑い出した。私の中で、勝手に「彼女」に仕上がっていたのである。しかも可憐な乙女が、うまく弾けない曲を・・・と説明し、みんなで大笑いした。「で、お願いってなに?」吹奏楽部の定期演奏会のパンフの原稿依頼だった。「うーん、顧問の先生と仲良くしている?」とひやかすと、「とーっても仲良いです」「大好きです」と即答があった。「どうしてですか?」もうすでに顧問の先生にお渡ししてある原稿を読んで聞かせた。自分たちが率先垂範して、定期演奏会の準備をしようという責任感と、顧問の「この部員のために・・・」という思いが交錯したエアポケットのような瞬間(とき)だったのだろう。なんだかいい雰囲気だね。素敵な午後が過ごせました。感謝。

驚く・ビックリ サッカー部の試合前の調整練習に伺った

4月22日(月) Vol.18 いい環境に感謝の気持ちを

先週の金曜日、本校の強化部活動であるサッカー部の試合前の調整練習を見に行ってきた。「行ってきた」でお分かりのように、学校から少し離れたところに練習場がある。ゴルフ場が、地域スポーツ振興への貢献にと整備して、一般に貸し出している施設である。生徒たちは日課が終了すると、直ちに更衣を済ませスクールバスに乗ってやってくる。短い限られた時間に効果的な練習をするために、一人ひとりの自覚が大切になってくる。もう少し早く伺うつもりであったが、午後5時30分を過ぎてからの訪問になった。防球ネットを潜るようにして中に入ると、ドリブルやパス練習をしていた生徒が、大きな声で挨拶をしてくれた。「いいところですね。こんな環境をいただけるなんて幸せですね」と語りかけると、声を揃えるようにして「はい、感謝してます」と応じてくれる。『これはいい、この挨拶とこの会話ができるなら大したものだ』と思いながら練習を見ていると、今まで見てきた高校生サッカーと一味もふた味も違うスピーディな動きが感じられた。声出しもできている。『2部リーグってやはりステージが違うな。いいなぁ』と思いながらしばらくいた。いつの間に駆けつけたのだろう、校務を終えてやってきた顧問の先生が「ありがとうございます」と慇懃に挨拶をしてくださった。率直な感想を述べると「まだまだこれからです。10年はかかると思っています」と語った。週末の試合、ぜひ頑張ってほしい。熱く駆け抜けている部員たちの声を聞きながら、会場を後にした。

にっこり 最高の褒め言葉をいただいた気がする

4月21日(日) Vol.17 締めは彼女たち

先週の金曜日にはたくさんの訪問者とたくさんの交流があった。昼休みに美しい歌声を聞かせてくれた合唱部の二人連れ。校長室を訪ねてくれた人を、いつも同じところで写真を撮影するので、今日は場所変え。「君、この椅子に座って、君はその横に立って」と指示をすると、ためらいがあった。小さな心の動きなのだが、「わきまえ」が感じられた。「いい歌声だったね。ありがとう。もう少し人数がいるともっと楽しいかも」と語りかけると、3年生の男子が目を輝かせて「今年の1年生は多いんんです。10名ほど入ってくれるそうです」と語ってくれた。嬉しいね。ぜひ可愛がってあげてください。

校長室のすぐ近くに生徒会室がある。いつも誰かしらコトコトと仕事(?)をしている。綺麗に片付けられた机の上が、役員たちの仕事力を物語っている。「先生、机の上を片付けなくても、四角くすればいいんですよ。ほら」といって教えてくれたかつての教え子のことが頭に浮かんだ。6月にある文化祭のテーマ決めに忙しいのだそうだ。6つほどの候補が黒板に綺麗な字で書かれている。「チョークでこれだけの字をかけるのはすごいよ」お世辞抜きで褒めて、候補を写真に撮ろうとすると、「ダメダメ、まだトップ・シークレットなんです。ブログに載っちゃうでしょう」と撮影許可が降りなかった。元号発表と同じ厳重な体制が敷かれているようだ。いいテーマになるといいですね。楽しみにしています。

「先生、来ましたぁ。大きなこえで明るくやってくるのは、清掃当番の女子2人。これ捨てていいですか?と開けたこともない引き戸の中から「ゴキブリ◯◯」を取り出した。「ワォ、捨てて、捨てて」机に向かっている私と、常に会話しながら一生懸命清掃に取り組んでいる。私が何をやっていても邪魔にならないBGMのような会話である。先日模試があったとかで来なかった日は、何か物足りなかったので、どこかで私も楽しみにしていたのであろう。一週間ご苦労様でした。ありがとうございました。ドアをでるときに、「先生、ブログ読んでいます。結構みんな知っていて読んでいるみたいです。」「嬉しいけど、評価が聞きたいなぁ。校長なんだからもっと気の利いた・・・なんて言ってなかった?」「いいえ、『結構文才あるんじゃない』と褒めてましたよ」なんだかちょっと複雑な気持ちだが、最高の評価をいただいた気がする。 

了解 シナントロープを見つけた

4月20日(土) Vol.16 朝の光景も清々しい

 昨日の朝、昇降口から大きな挨拶の声が聞こえるので部屋を出てみた。登校する生徒たちと教員が挨拶を交わしている。快晴の朝だっただけに、その声がまた清々しく感じた。一人の生徒が私に気づき、笑顔で挨拶をしてくれた。その朝の空気と「さやけさ」を切り取りたかった。なぜか下駄箱から上履きを取り出している後ろ姿の切り取りが、朝のスタートとしてそれを叶えてくれるように感じ、挨拶をしてくれた生徒に被写体になってもらった。「あっ、はい、いいですよ」とポーズを取ってくれた。ありがとうございました。いい朝の始まりを感じながら2階に行き、ちょっとお気に入りの「天空の廊下」(生徒棟から体育館への渡り廊下)に向かった。よく晴れていて、見上げると青い空に雲が美しく浮かんでいる。水底から水面をみているような錯覚すらある。先ほどの生徒からもらった清々しい空気の余韻に浸りながら、ぼんやり眺めていた。すーっと小さな黒い影が横切る。「ツバメだ」目で追うと、バスの停まる昇降口前の地面をすれすれに飛んで、職員昇降口の方に飛んでいった。昇降口の屋根に巣を作っている。ツバメのように人の生活環境に依存して生きる生き物を、シナントロープというそうだ。昔からこうした動物に対し、人は「共に暮らす」意をしっかりと受け止め、一歩譲って「どうぞ」という敬意を払ってきたように思う。ある場所で、糞の害を理由に、作る巣を壊しているのを見て残念に感じたことがあった。本校は?ちゃんと「どうぞ」を大切にしてくれていた。ここでもいい朝を感じる瞬間(とき)があった。感謝。