にっこり 最高の褒め言葉をいただいた気がする

4月21日(日) Vol.17 締めは彼女たち

先週の金曜日にはたくさんの訪問者とたくさんの交流があった。昼休みに美しい歌声を聞かせてくれた合唱部の二人連れ。校長室を訪ねてくれた人を、いつも同じところで写真を撮影するので、今日は場所変え。「君、この椅子に座って、君はその横に立って」と指示をすると、ためらいがあった。小さな心の動きなのだが、「わきまえ」が感じられた。「いい歌声だったね。ありがとう。もう少し人数がいるともっと楽しいかも」と語りかけると、3年生の男子が目を輝かせて「今年の1年生は多いんんです。10名ほど入ってくれるそうです」と語ってくれた。嬉しいね。ぜひ可愛がってあげてください。

校長室のすぐ近くに生徒会室がある。いつも誰かしらコトコトと仕事(?)をしている。綺麗に片付けられた机の上が、役員たちの仕事力を物語っている。「先生、机の上を片付けなくても、四角くすればいいんですよ。ほら」といって教えてくれたかつての教え子のことが頭に浮かんだ。6月にある文化祭のテーマ決めに忙しいのだそうだ。6つほどの候補が黒板に綺麗な字で書かれている。「チョークでこれだけの字をかけるのはすごいよ」お世辞抜きで褒めて、候補を写真に撮ろうとすると、「ダメダメ、まだトップ・シークレットなんです。ブログに載っちゃうでしょう」と撮影許可が降りなかった。元号発表と同じ厳重な体制が敷かれているようだ。いいテーマになるといいですね。楽しみにしています。

「先生、来ましたぁ。大きなこえで明るくやってくるのは、清掃当番の女子2人。これ捨てていいですか?と開けたこともない引き戸の中から「ゴキブリ◯◯」を取り出した。「ワォ、捨てて、捨てて」机に向かっている私と、常に会話しながら一生懸命清掃に取り組んでいる。私が何をやっていても邪魔にならないBGMのような会話である。先日模試があったとかで来なかった日は、何か物足りなかったので、どこかで私も楽しみにしていたのであろう。一週間ご苦労様でした。ありがとうございました。ドアをでるときに、「先生、ブログ読んでいます。結構みんな知っていて読んでいるみたいです。」「嬉しいけど、評価が聞きたいなぁ。校長なんだからもっと気の利いた・・・なんて言ってなかった?」「いいえ、『結構文才あるんじゃない』と褒めてましたよ」なんだかちょっと複雑な気持ちだが、最高の評価をいただいた気がする。 

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