2019年4月の記事一覧

晴れのち曇り 楽しんでいるだろうか?

4月25日(木) Vol.20 DisneySeaへ

 今日は全校生徒がTDSへ。私はお留守番でした。見送っていると、「先生はどのバスですか?よかったら来ませんか?」と声をかけてくれる生徒もいる。(大人気なく)一緒に行きたい! 晴れ男の私。天は味方してくれたようで、出発時には小雨だったが、すぐに西の空に薄陽がさしてきた。みんな楽しんでいるかなぁ。

後日・・・あるクラスのクラス新聞が回ってきた(抜粋)。楽しんでいるようだった。よかった。

①絶叫系のに乗れない私に合わせてくれて、嬉しかったです。(その想い大切にね

②ステラルーのぬいぐるみゲットした(知らないうちにキャラが誕生していた

③シンドバットのアトラクションに◯◯先生がいた(よく似ているが違う。先生は学校にいた

④チュロスは3本目からがきつい(無理をしないで、校長先生に相談してください

⑤いろんな先生と写真撮れた(よかったねえ)

楽しいひと時を過ごしてきたようで、何よりです。お疲れ様。

笑う アジアが好きだ!

4月24日(水) Vol.19 ベトナムからのお客さん

ベトナムのFPT大学からお客さんがあった。シンガポール、マレーシア、インド、スリランカ、インドネシア、モルディブ・・・、アジアは美しいと思う。いい思い出ばかりで、自分もアジア人の一員でありたいと切に願う。日本ともっともっと交流を深めたいと思っている国がある。ありがたいことである。写真で私と握手してくださっている方は、大学のグローバル・ディレクターを務めているCuong Hoangさんである。国際化推進センター所長のようなもの。日本への熱い想いを語ってくださった。茶道が好きで、大学にも茶室があるという。大学では、カリキュラムの中にJapanCultureProgramがあり、日本の言語や文化を多くの学生が学んでいるという。写真の一番右に立っているのは、Nguyenさん。日本に憧れ、君津学園に留学していた青年である。留学の頃の話を上司にすると「是非に・・・」と今回の訪問になった。私たちは彼らのこの姿勢に学ことが多いと思う。日本の◯◯を伝えるとか、◯◯指導などといったことではなく、真にアジアの一員として、パートナーとして、互いにをリスペクトしながら手を携える、そんな関係、そんな交流があってほしいと心から思う。高校生がベトナムを好きになり、FPT大学で学んでくれるなら、スペシャルプログラムで人材育成するといってくれた。彼らの持っているキラキラ輝く希望に満ちた目を、私はいつか失ってしまったような気がして、少し恥ずかしかった。「これから積極的に交流しましょう。良きパートナーとして、AIにできない温もりの交流、やりましょうよ」思い、伝わっただろうか。

FPT大学は、大手ICT企業「FPTコーポレーション」によって設立された首都ハノイに本部を持つ私立大学で、2016年度のQS世界大学ランキングでは、高い評価を受け、5つ星を獲得している大学である。

音楽 顧問の先生と仲良くしてる?

4月23日(火)Vol.18 多彩な訪問者達

打ち合わせが長くなり、昼休みの時間まで食い込んでしまった。30分を過ぎる話し合いは、大抵の場合何も生まれない。『もうそろそろ終わりにするか』と思っていたら、開けていたドアのところに人影がある。見えるのは私だけ。「おーい、どうした?」と声をかけると、「いえ、あらためます」といって立ち去ろうとする。良い機会にして、打ち合わせを終わりにした。

入ってきたのは、テニス部の男子2人組。男子がくるのは珍しい。色々と話をしているうちに、一人が「国枝選手とプレイしたことがあるんです」と言い始めた。私の知る限りでは、テニス・・・国枝といえば、車椅子のパラ・テニス、シングルスグランドスラム◯◯回達成したあの人である。彼の話では、到底勝てなかった。パラのツーバウンドルールでなくても、まず無理だったとのことであった。貴重な経験しているなぁ。ところで君は、何者なんだ?

次の訪問者も男子だった。新聞委員会の二人が原稿依頼にしてくれた。部ではなくて、委員会。クラスの中で選出された役割分担での訪問である。しっかりと務めを果たしている。集団の中の一人として、自分が担うべきものをしっかりと受け止め、責任を持って遂行する姿に、安心を感じた。この自覚は、現役で社会を担っている大人だって、なかなか難しい。この学校の日常で育みたいと思っているものが、ちゃんと身に付き始めているようで嬉しかった。

最後はとても明るい女の子2人、吹奏楽部の女の子だ。一人はフルート、一人はクラリネットをやっているという。お願いがあってきたのだという。「そうそう、一度彼女に会いに行きたかったんだ。毎朝練習している・・・」二人が怪訝そうに顔を見合わせている。「ブログ(Vol11)に書いた・・・、あっ読んでないか?」と語りかけると、「いいえ、わかります。でも・・・彼、◯◯君です」と名前を教えて、クスクス笑い出した。私の中で、勝手に「彼女」に仕上がっていたのである。しかも可憐な乙女が、うまく弾けない曲を・・・と説明し、みんなで大笑いした。「で、お願いってなに?」吹奏楽部の定期演奏会のパンフの原稿依頼だった。「うーん、顧問の先生と仲良くしている?」とひやかすと、「とーっても仲良いです」「大好きです」と即答があった。「どうしてですか?」もうすでに顧問の先生にお渡ししてある原稿を読んで聞かせた。自分たちが率先垂範して、定期演奏会の準備をしようという責任感と、顧問の「この部員のために・・・」という思いが交錯したエアポケットのような瞬間(とき)だったのだろう。なんだかいい雰囲気だね。素敵な午後が過ごせました。感謝。

驚く・ビックリ サッカー部の試合前の調整練習に伺った

4月22日(月) Vol.18 いい環境に感謝の気持ちを

先週の金曜日、本校の強化部活動であるサッカー部の試合前の調整練習を見に行ってきた。「行ってきた」でお分かりのように、学校から少し離れたところに練習場がある。ゴルフ場が、地域スポーツ振興への貢献にと整備して、一般に貸し出している施設である。生徒たちは日課が終了すると、直ちに更衣を済ませスクールバスに乗ってやってくる。短い限られた時間に効果的な練習をするために、一人ひとりの自覚が大切になってくる。もう少し早く伺うつもりであったが、午後5時30分を過ぎてからの訪問になった。防球ネットを潜るようにして中に入ると、ドリブルやパス練習をしていた生徒が、大きな声で挨拶をしてくれた。「いいところですね。こんな環境をいただけるなんて幸せですね」と語りかけると、声を揃えるようにして「はい、感謝してます」と応じてくれる。『これはいい、この挨拶とこの会話ができるなら大したものだ』と思いながら練習を見ていると、今まで見てきた高校生サッカーと一味もふた味も違うスピーディな動きが感じられた。声出しもできている。『2部リーグってやはりステージが違うな。いいなぁ』と思いながらしばらくいた。いつの間に駆けつけたのだろう、校務を終えてやってきた顧問の先生が「ありがとうございます」と慇懃に挨拶をしてくださった。率直な感想を述べると「まだまだこれからです。10年はかかると思っています」と語った。週末の試合、ぜひ頑張ってほしい。熱く駆け抜けている部員たちの声を聞きながら、会場を後にした。

にっこり 最高の褒め言葉をいただいた気がする

4月21日(日) Vol.17 締めは彼女たち

先週の金曜日にはたくさんの訪問者とたくさんの交流があった。昼休みに美しい歌声を聞かせてくれた合唱部の二人連れ。校長室を訪ねてくれた人を、いつも同じところで写真を撮影するので、今日は場所変え。「君、この椅子に座って、君はその横に立って」と指示をすると、ためらいがあった。小さな心の動きなのだが、「わきまえ」が感じられた。「いい歌声だったね。ありがとう。もう少し人数がいるともっと楽しいかも」と語りかけると、3年生の男子が目を輝かせて「今年の1年生は多いんんです。10名ほど入ってくれるそうです」と語ってくれた。嬉しいね。ぜひ可愛がってあげてください。

校長室のすぐ近くに生徒会室がある。いつも誰かしらコトコトと仕事(?)をしている。綺麗に片付けられた机の上が、役員たちの仕事力を物語っている。「先生、机の上を片付けなくても、四角くすればいいんですよ。ほら」といって教えてくれたかつての教え子のことが頭に浮かんだ。6月にある文化祭のテーマ決めに忙しいのだそうだ。6つほどの候補が黒板に綺麗な字で書かれている。「チョークでこれだけの字をかけるのはすごいよ」お世辞抜きで褒めて、候補を写真に撮ろうとすると、「ダメダメ、まだトップ・シークレットなんです。ブログに載っちゃうでしょう」と撮影許可が降りなかった。元号発表と同じ厳重な体制が敷かれているようだ。いいテーマになるといいですね。楽しみにしています。

「先生、来ましたぁ。大きなこえで明るくやってくるのは、清掃当番の女子2人。これ捨てていいですか?と開けたこともない引き戸の中から「ゴキブリ◯◯」を取り出した。「ワォ、捨てて、捨てて」机に向かっている私と、常に会話しながら一生懸命清掃に取り組んでいる。私が何をやっていても邪魔にならないBGMのような会話である。先日模試があったとかで来なかった日は、何か物足りなかったので、どこかで私も楽しみにしていたのであろう。一週間ご苦労様でした。ありがとうございました。ドアをでるときに、「先生、ブログ読んでいます。結構みんな知っていて読んでいるみたいです。」「嬉しいけど、評価が聞きたいなぁ。校長なんだからもっと気の利いた・・・なんて言ってなかった?」「いいえ、『結構文才あるんじゃない』と褒めてましたよ」なんだかちょっと複雑な気持ちだが、最高の評価をいただいた気がする。