校長室から

重要 初夏の日差しの中で

5月10日(火)
今年の梅雨は早いのか?今週の半ばからは雨が続き、梅雨の走りとテレビの天気予報で告げていた。今日はそれを思わせない爽やかな晴れである。2階から1年生がゾロゾロ降りてきた。校内見学でもあるまいしと思っていると、中庭に出ていく。上履きが土で汚れない場所に陣取って、教師とクラスメイトが行う実験の見学である。フイルムキャップに人参のすりおろし+過酸化水素水の希薄液。キャップをするとやがて「ポン」という音とともに破裂する(キャップが飛び上がる)。ドヤドヤとするが、みんな口を押さえて声を出さない。中庭に面した教室では、3年生が真剣に授業に臨んでいる。いいなぁ。この気遣い。さすが市原中央高等学校の生徒である。

お知らせ シュークリームを美味しくいただいて

4月27日(水)
放課後の校舎をグルリと回ってみた。2階の階段の踊り場で、さっき見た光景が蘇った。数名の女子が、ガラスに向かってダンスを踊っている。あまりに楽しそうだったので、声をかけずに通り過ぎようとしたタイミングに曲が終わった。嫌な顔一つせず、「あぁ校長先生。みんなで動画撮っていたんです」「不用意にネット上にUPしないようにね」「はーい」。同じ2階を半周すると甘い香りが漂ってくる。ドアを少し開いて、1人の女子が「おいで、おいで」をしている。「先生、おひとつどうぞ」とびっきりのシュークリームをご馳走になった。クッキング同好会の皆さん。ご馳走様です。1階のキャリアセンターでは、コーディネーターに相談に乗ってもらっている男子生徒が2人。英語の学習法の相談に乗ってもらっているようだ。いずれもいい光景だね。

花丸 校内に活気が

4月22日(金) 新入生の活力

バスの見送りを終えて昇降口を歩いていると、日頃よく会話してくれる2人の生徒に出会った。仲が良いようで、いつも出会うときは2人のイメージが強い。同じ部活に入っている。「どう?新入生入った?」と声をかけると、明るく「6人入りました。経験者が3人」と嬉しそうに答えてくれた。「可愛がってあげてください」と声をかけてその場を後にした。行く先々で新しい部員たちの活気に満ちた姿が目に入る。『いいねぇ、こうでなくちゃ』と思いながら、新しくできたキャリアセンター(進路室)に向かうと、西陽の射す大きな窓に遮光カーテンをひき、机に向かう生徒たちの背中が見えた。3年生。目標達成に向けてまっしぐら。いい空間になってほしい。

お知らせ 3年ぶりの・・・

4月21日(木) 全校揃ってディズニーランド(春の遠足)
昨日春の遠足が行われた。コロナ禍において、この時期の遠足が行われるのは、3年ぶりである。雨が心配されたが、本校のバスが到着するころには止み、時折日差しの指す中、快適な1日を過ごすことができた。出発前の学校や、バスの中では全く素振りも見せなかった生徒たちが、打ち合わせが終わって解散(ランドに入場可)となった時点で、リュックやバッグからさまざまなカチューシャを取り出し、グループお揃いで蜘蛛の子を散らすように駆け出していた。コロナのためか、入場制限がなされていたのか、アトラクションの多くは待ち時間なし。長くても10分程度だった。

花丸 授業開始

新年度の授業が今日から始まった。一年生はまだ環境に慣れていなくって、疲れているだろうなぁ。と思って3階4階の教室まで階段を上がっていくと、夏の陽気にひと汗かいた。元気に挨拶を交わしてくれる生徒たちを見ていると、「疲れているかなぁ」は杞憂だった。校庭を見下ろすラウンジに、花が生けてある。心遣いが嬉しく思った。BYODの第一時間目。ガイダンスの中で「ピンチで写真を大きくしてみる」学びがあった。かつて撮ったオニイトマキエイの写真を使っていたら「PhotoByHidaka」を見て、1人の男子が「すげぇ、校長先生の写真だ。水中だ」と言ってくれるのが聞こえた。「Hidaka」=校長であることを知っているだけでも感動である。内心「そうなんだよ」とちょっと鼻を高くしていた。肯定してもらえるって嬉しいのは、生徒も教員も同じだね。今日は、君の一言に感謝。