2019年7月の記事一覧

お知らせ 始まったばかりだ Vs千葉学芸 4−6

7月21日(日) ほぼ毎日校長 Vol.76 マリンスタジアムが一体になった

千葉学芸高校 000 101 020 4
市原中央高校 010 110 30× 

準々決勝 Vs市川高校 ゼットエー12:30 


お知らせ 熱い夏がやってきた Vs柏陵高校 1−6

7月19日(金) Vol.75 よく頑張っている いいなぁ 市原中央

県立柏陵高等学校 000 010 000  1
市原中央高等学校 111 002 01✖️ 

 行けなかった。残念であるが、仕方ない。朝バスの中で挨拶した応援団・チアの生徒たち、吹奏楽部の生徒たち、本当にありがとう。今日は湿気が多くて大変だったろう。こんな曇天の高温多湿の状態は熱中症になりやすい。動いている選手たちより、スタンドの応援団の方が、その苦しみは多いのかもしれない。友のために、中央高校のために、本当にありがとう。
 私はどうやら「野球好きの校長」になっているようである。語学研修団の見送りに行くと、保護者の方が「野球、おめでとうございます」と口々に声をかけてくださる。「野球」=よく分からないけれど、みんなが一つになる瞬間を節のように持っているスポーツ?というところだろうか。何しろ若いエネルギーの爆発があるところ。そんなところに惹かれているのだと思う。プレーの経験はないが、一度部長を引き受けた経験がある。もう教頭職に就いていた頃のこと、事情あって選手の願いに首を縦に振った。朝早くから夜遅くまで練習をする熱心なチームだった。私は仕事柄早く出勤し、遅くまで電気をつけていた。何を勘違いしたか、主将と副主将がやってきて、「先生いつもありがとうございます。僕たちの練習に付き合ってくれて。感謝しています。お願いしてよかった」と慇懃にお礼の口上を述べ、栄養ドリンクを差し入れてくれたことがあった。後ろめたいような、嬉しいような。
 夢中になっている物を持っている若者の姿は、やはりいい。
 試合が終わって、自主練習をしている本校の野球部の近くを通った。後片付けを一生懸命している部員たちのそばを通った。手を休め、私の方をしっかり見つめて「こんにちは」と挨拶する。当たり前といえば当たり前なのだが、素晴らしい姿だと思う。
 「見えてきたな、自分たちのリズム。登りきれるまで登りきれ。一歩ずつ」
 大きな声で檄を飛ばしていた。彼らの情熱が心を高ぶらせているようである。

 頑張れ!市原中央高等学校球児たち、頑張れ!アルプススタンドで声を枯らしている仲間たち。
 心からエールを送る。

晴れ 夏は人生のターニングポイント

7月19日(金) Vol.74 放送による校長講話

 放送室から校長講話、以前にもやったことがあるが、なかなか話しづらいものである。相手の表情が見えないというのはこれはコミュニケーションにとって致命的なものなのかもしれない。ただ何かを伝達するだけでなく、伝えたい、思いをわかってほしいというものがあればあるほど。もっとゆっくりと時が流れている頃には、手紙の文面の行間を読むとか、電話の沈黙の時間から感情や心理を推測するとか、大切な営みが個人の中で行われていたのかもしれない。
 長期の休業を迎えるにあたって、君たちに伝えたかったこと。高校生活の3年間は人生のターニングポイントとなる経験や思いが多くある。ぜひ豊かな、いい夏を送ってほしい。

 放送室から中庭が見える。清掃を終えた3年生が外に出て何かお話をしている。目ざとく私に気づき、手を振ってくれた。手を振り返し、カメラを構えると、ハイ、ポーズ。ただこれだけのことだが、幸せな時空間なのである。そんな時や空間があるところ、それが市原中央高等学校。いいね

夏季休業前の放送講話

夏季休業中を迎えるにあたり、生徒諸君に一言お伝えしておくことがある。
話は目で聴くといいながら、諸君の表情が見えないことが残念である。
これからの人生を歩む中で、自分を支えている様々なことの原点を辿ってみると、高校時代の体験、経験、考えに行き着くことが多いということに気づく時がきっと来る。
実はそうではないのだろうけれど、明確に辿れるのは高校時代であると私は思っている。
私ばかりではないだろうと思う。周辺の大人に聞いてみるといい。同じような感想をもらえるのではないかと思う。
今なぜこんな映画を好むのだろう。ショーウィンドウの中のあの時計が気になるのは?など、大きく言うと「私って何?」そのルーツを辿ると、明確に意識できるものが多いのは、やはり高校時代だと思う。
その意味で、君たちには、この高校での日々を大切にしてほしいと切に願う。

 先日、数名の生徒と話をする機会があった。
他の者に誇れる何か夢中になっているものはあるか?共通の問いかけをしてみた。

1人の生徒は、きっぱりと答えた。勉強です。
誰にも負けないだけやっている自信があります。進学を考えているんだから当然です。効率や身についたということについては、人より優れているかどうかはわかりませんが、今までの中で、これほど「やっているな」というほど勉強に打ち込んでいることはありません。

ある生徒は自信なさげに答えた。「それがないんです」
「じゃあ、少しの時間先生とゲームをやろう」
ゲームのあとで、その生徒は「人生観変わりました。目標が見えた気がします」と答えた。生まれ変わった気がする。真剣に目標に向かって頑張ったことがない過去を振り返り、スタートをする決意をしたという。頑張ってほしい。

この夏は君たちにとって人生のターニングポイントである。ほんの少しの経験が、ほんの少しの振り返りが、大きな前進を生む絶好の機会である。

上質で豊かな夏を過ごしてほしいと思う。
休み明けには、元気な顔を見せてください。  いい夏をお過ごしください。

鉛筆 豊かな会話だった

7月18日(木) ほぼ毎日校長 Vol.73 いろんな生徒と濃い話ができた


 野球応援からとんぼ帰りのようにして学校に帰ってきた。しばらくすると外で声がする。『訪ねてきてくれたのか』と思い少し待っていたが入ってくる気配がないので、お迎えに行った。3人の女子生徒が遠慮がちに入ってきた。野球の応援に行かせてもらっていることへの感謝の言葉から、あの感動をぜひ全校で共有したいという思いを語っている。わがまま、自己中心的な空気は全くない。ただ自分たちの思いを聞いてほしいという体である。どこかわきまえのある「いい子」を伺わせる物言いである。3人とも。そんな姿勢を見ると、受け取る側は逆になんとかしてあげたいという気になってしまう。(「全く女の子に弱いんだから」我が女房殿の日頃の評価)素直な気持ちに素直な気持ちで応え、立場上の判断の難しさや葛藤について伝えた。伝えてよかった。本当に素直に受け入れてくれた。「ありがとうございます。お話ししてよかったです」とドアを出て行く背中に「生徒ファーストですよ、校長は」と声をかけた。振り向き笑みを浮かべて「はい」。その笑顔を見て、ものすごく大切な約束をしたような気がし、おまけにその心を読まれているように思えた。

体育・スポーツ 1−8× Vs 磯辺高等学校

7月18日(木) ほぼ毎日校長 Vol.72 流れの掴み方がいい(らしい)


 「アレェ、校長先生、行かないんですか?」声をかけてくれたのはチアの生徒たち。「今日はね、お客さんがあって残念だけれどね。先生の分まで応援してきてください」朝のバスの中での会話である。来客対応が終わってスマホを見ると、1−0で負けていた。5回の表の守備。今から駆けつければ、間に合うかもしれない。いそいそと出かけていった。球場に着くと駐車場がない。うろうろしながらやっとの思いで駐車し、球場内に入っていく。間違えて一塁側に・・・。「あっ、市原中央は3塁側ですよ」入場券もぎをしていた野球少年が教えてくれた。『なぜ知っているんだろう?』と一瞬戸惑ったが、頭の上の帽子であることがすぐわかった。すでに回が進み、1対6のリードに変わっている。「逆転してくれました」保護者会のお父さんが駆け寄って歓迎してくれる。お母さんは冷たい飲み物で・・・。遅れてきたのに、本当にありがとうございます。試合の全体像は分からないが、とにかく勝っている。勝った。
 放課後清掃に来た吹奏楽の生徒が、「流れを『グッ』とと掴んで、一気なんです。ピッチャーもよかったんです」と投球の真似をして見せてくれた。「女子なのに野球のことよくわかるんだね」と褒めると「だって吹奏楽部ですから」(会話として成立していますよね)
  すこーし焦点がずれたところで成立する彼女との会話。ちょっとお気に入りです。

磯辺高校 100 000 00   1
市原中央高校 000 013 22×