芸術コース生徒募集停止について(お知らせ)
皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。日頃から、本校の教育活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
本校の芸術コース(美術・音楽)は、芸術は人が人らしく生きる原点として、実に重要なものとなるという理念のもと、実践的カリキュラムを強化し、昭和62年に設置して以来、34年に亘り、多くの傑出した芸術家を目指す生徒を育成、輩出して参りました。
こうした本校の教育活動において、一定の評価をいただくまでに成長してきたことは、ひとえに皆様のご厚情とご支援の賜と感謝いたすとともに衷心より御礼申し上げます。
さて、本校では、学校の価値の向上を目指し、令和4年度から実施される新学習指導要領に基づく教育課程の編成に伴い、創設者である故真板益夫氏の「真心教育に加え、英才教育を教育方針として、市原の地に進学校をつくる」という建学の精神に立ち返ることとしました。また、A IやI C Tが日常の中に広がるこれからの世界を担ってゆく生徒にとって、「急激に変化する時代の中で、社会変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の作り手となることができるような資質・能力を卒業までに育成する」ことを、グラデュエーション・ポリシーとして掲げるとともに、進学実績向上を重点目標とし、合わせてリーダーシップとコミュニケーション能力の育成を目指す協働的な学びの展開を志向した教育課程に基づいた教育活動の充実をめざすことしました。
つきましては、こうした大きな潮流の中にあって、これまでどおりの芸術コースを置いたカリキュラムの編成が極めて困難になり、令和4年度入学生から誠に遺憾ではありますが、芸術コースの生徒募集を停止することといたしました。
なお、本校のコース再編に伴い、学校法人君津学園の併設校である木更津総合高等学校の令和4年度入学生から、新たに「美術コース」(仮称)を設置し、総合学科高等学校としての更なる充実を目指すことといたしました。本コースにおいて、市原中央高等学校・芸術コース設置当初の精神と理念、有為なる卒業生輩出の功績を継承していくことを併せてお伝えいたします。急なお知らせとなりましたが、趣旨ご理解の上、これまで以上のご支援、ご協力を賜りますようお願い申しあげます。
令和3年7月
市原中央高等学校長 日髙 学
( 公印省略 )