四つのPに大切な「スパイスP」の発見

2019年8月11日 10時50分

8月11日(日) ほぼ毎日校長 Vol86 愛知教育大学の学生たちと触れ合う機会があった

 愛知教育大学の天文愛好会です。まだ1年生だろうか、君たちとあまり変わらなく見える若者が目の前にいる。毎月ここ(ハイウェイオアシス・刈谷)で天文観察のイベントを子供達向けにやっているという。暗くなってから10時ごろまで。今日は、お盆で帰省する家族づれの小さな子供達から、その親御さんまで、大変な賑わいである。子供達が「見えた見えた、ほらお父さん」・「おぉ、すごいねぇ。お父さんにも見えるよ」、「綺麗だよ、お母さん」・「本当ね。切り取ってペンダントにしたいわね」などと、親子の会話が弾んでいる。楽しそうでしょう、こういう時間を作っていただきたくてやっているんです。1年生から4年生まで、いろいろです。みんな将来は、教育職か教育関係の仕事に就きたいと思っているんです。「いい先生になれそうだね」親子の会話に喜んでいる彼の表情をみて心からそう思った。「えっ、本当ですか。嬉しいです」と自分の将来を肯定された彼は、顔中を笑顔にして嬉しそうに喜んでくれた。「どうしたの?●●くん」と先輩らしき女性が声をかけてきた。「この方がね、僕たちはいい先生になれるだろうって・・・」「まぁ、嬉しい」それを聞いた彼女も一緒になって喜んでいる。一つの「企画」(project)に「情熱」(passion)を燃やし、みんな「協働」(peers)で、「楽しむ」(play)。日頃君たちに行っている、学校の教育の大切な要素を体現している若者たちと触れ合うことができた。そして彼らから教わった。そこにスパイスとして(周りの者のほんの少しの)「肯定」(positive)があると、なおいい。

 市原中央高等学校の生徒諸君、君たちの学校にはこの四つのPがある。大切にしてほしい。そんないい学校なんだよ、ここは。君たちの営みを積極的に「肯定」できる大人である必要がありそうである。