1000名近いお客様で賑わった2日間

2019年8月3日 20時30分

8月3日(土) ほぼ毎日・校長 Vol.83 限られた条件の中で、魅力は伝わっただろうか?

 今日も暑い。暑い中、多くの生徒諸君がお手伝いをしてくれている。その姿を見ていて「この子たちが一番の広告塔だな」と思った。何人かの保護者の方々とお話しする機会があった。異口同音に、「いい生徒さんたちですね」「こんなにしっかりするのかしら?」と、手伝いをしてくれている生徒諸君に対するお褒めの言葉をいただいた。やはり一番の自慢は、生徒である。
 その自慢の、手伝いをしてくれている生徒と話をしていた。何を話していたんだろうか、会話の内容は忘れてしまった。確か陸上競技の400mという種目は、難しい。駆け引きもトレーニングも・・・」そんな会話であったように思う。そんな会話の途中で、意図せずテーブルの上に置いたスマホの待ち受け画面の楽しそうなものを見つけた。「おっ、面白い視点」スマホに現れた待ち受け画面に興味を示すと「でしょう。お昼休みの中庭です。文化祭の近い日でした」とその時の楽しさを語ってくれた。許可を得て、パシャリ。ありがとう。この何気ない生徒とのひと時にある幸せ、わかっていただけるだろうか。
 体験にきてくれた中学の生徒さんたちは、思い想いの授業体験、クラブ体験に臨んでいる。ご夫婦とお子様、1組が部屋の前でこちらを見ていた。「どうぞ、どうぞ」とお勧めしたが、やはり距離はまだ遠い。本校の生徒のようには行かない。「お昼時はこの部屋は賑やかなんですよ」と本校生徒とのふれあいを立ち話で紹介した。「楽しそう」とお嬢さんが語ったのが印象的だった。「一生懸命に目標に向かって頑張ろうね」と声をかけておいた。「はい」と笑顔で答えてくれた輝く目が印象的だった。

 その目、市原中央高等学校の生徒の目だよ。縁があったら、よろしくね。

保護者のみなさまへご挨拶(本校紹介)
 この4月に着任した校長は、公立高校を渡り歩いてきた。その多くが「進学校」と呼ばれる高校であった。本校も「進学校」100%の生徒が大学進学。当然、保護者として気になる実績、出口の保証。そのことで、自分では気づかなかったが、古い付き合いになる後輩校長から、「先輩は何か持っていますね」と面白い評価を得た。

  A高校 国公立合格数名→50人後半 東大理Ⅰ、千葉薬学etc
  B高校 国公立合格10数名 → 50名超えの合格 千葉大11人中・サッカー部7人
  C高校 国公立合格60〜70名 → 100名超え 4人に1人が国公立現役合格
  本 校 着任したその年に野球がベスト4(これは進学ではありませんが)

 確かにラッキーボーイなのかもしれない。そういう「何か」があるのかも知れないが、あまりそういう「何か」を私は信じない。共通するものは?考えてみた。もし言えるとするなら、啐啄同時、対象の特性を知った上での「がまん」と「ほめ(伸ばし)」、協働であるような気がする。=学校(進学校)の教員に何が求められているかという問いに対する私なりの回答なのだろう。
 どうあってほしいかを問われる時、私は旭山動物園の例をよくする。自分の子を通わせようとする学校の教員から「勉強をするのは生徒、しないのは本人が悪い」という言葉を聞いたらどうだろう。客が全く来なかった旭山動物園の飼育員たちはそうであったらしい。「動物は動かないもの。動くまで見ない客が悪い」聞いた者は、がっかりする。空を飛ぶように泳ぐペンギン、自分に向かって大ジャンプするシロクマ、にらめっこするアザラシなどなど。動物はすごく、動物は楽しい。その動物の素顔を自然に引き出す人間たちはもっとすごい。「光り輝く生徒づくり、その道のプロであれ!」
 本校のセールスポイント、他校を一歩リードした2020年度大学入試改革への対策が始まっている。充実した英語の4技能対策に加え、「率先垂範」「方向性指示」「同僚支援」など、リーダーに必要な要素を身につけるプロジェクトの展開が注目される。
 ぜひ、授業見学等を通じて、その一端を垣間見てください。

8月24日(土) 保護者対象説明会 開催