授業にお邪魔 生徒観察

2019年11月11日 16時05分

11月11日(月) ほぼ毎日・校長 Vol.127 主体的、能動的な学びに向けて


 ルーズリーフのはし切れに、うし・ぶた・ニワトリの絵が描かれて、教室の後ろに飾ってあった。写メに撮って使用したが、持ち主不明で本人の承諾がない(=著作権違反)のである。あまりに可愛いから使ってはみたけれど、後ろめたい。「センセェ!だめ!」だったら申し出てください、すぐに削除します。
 ぜひぜひと思いながらなかなか実行できなかった。11月に入ってから、ちょこちょこ授業にお邪魔して、生徒の様子を拝見している。電子黒板を使って、ICTを駆使したアクティブラーニング。何よりも「すごいな」は、生徒の能動的な取り組みである。これが市原中央の原動力だ。
 数学の女先生が「電子黒板入ったんだけれど、どう使えばいいのか迷っています」この先生、自分の授業のものすごい価値に気づいていないらしい。私は初めて拝見して「これは分かるは」とすぐに感心した。一見、単なるチョーク&トークのように見えるのだが、ちゃんと右脳に語りかけ、左脳で考えさせているのである。私がメモした手帳を見せながら「ほらね。こんなところでビジュアル。それが同じ黒板の上で、論理的に語られている。右脳と左脳を上手く使わせて説明できているんだ」と解説すると、「ほんとだ。こんな見方しなかったです」と自分が発見できたようである。すぐにでも電子黒板使ってみたくなったのではないですか?

 分かる授業が展開できる教員に、わかろうとする能動的な姿勢をもつ生徒。師弟同行です。授業中にもいい瞬間(とき)が流れているこの学校、いいね。