夏は人生のターニングポイント
2019年7月19日 11時26分7月19日(金) Vol.74 放送による校長講話
放送室から校長講話、以前にもやったことがあるが、なかなか話しづらいものである。相手の表情が見えないというのはこれはコミュニケーションにとって致命的なものなのかもしれない。ただ何かを伝達するだけでなく、伝えたい、思いをわかってほしいというものがあればあるほど。もっとゆっくりと時が流れている頃には、手紙の文面の行間を読むとか、電話の沈黙の時間から感情や心理を推測するとか、大切な営みが個人の中で行われていたのかもしれない。
長期の休業を迎えるにあたって、君たちに伝えたかったこと。高校生活の3年間は人生のターニングポイントとなる経験や思いが多くある。ぜひ豊かな、いい夏を送ってほしい。
放送室から中庭が見える。清掃を終えた3年生が外に出て何かお話をしている。目ざとく私に気づき、手を振ってくれた。手を振り返し、カメラを構えると、ハイ、ポーズ。ただこれだけのことだが、幸せな時空間なのである。そんな時や空間があるところ、それが市原中央高等学校。いいね
夏季休業前の放送講話 夏季休業中を迎えるにあたり、生徒諸君に一言お伝えしておくことがある。 先日、数名の生徒と話をする機会があった。 1人の生徒は、きっぱりと答えた。勉強です。 ある生徒は自信なさげに答えた。「それがないんです」 この夏は君たちにとって人生のターニングポイントである。ほんの少しの経験が、ほんの少しの振り返りが、大きな前進を生む絶好の機会である。 上質で豊かな夏を過ごしてほしいと思う。 |