お知らせ 学ぶことは見つけること

 9月4日 ほぼ毎日・校長 Vol.97 1類の校外学習に同行してきました

 「好きなことを見つけよう」これほど難しい質問はなかった。小学生の頃だったか、もう中学生になっていたのか、記憶が定かでない。学校の先生に言われて、「僕は何が好きなのだろう?」と考え込んでしまった。あれはよく覚えている。友人からも一目置かれる優秀な奴が「獣医。僕は獣医になる」と何かのきっかけに語った。「動物が好きだから」=なりたいもの。『こいつ、やはりすごいなぁ』と心から思った。何も持てていない自分が小さく思えた。
 進路指導の一環として行なっている校外学習。午前中は証券取引場、午後は最先端技術館。さすがうちの生徒たちである。何に触れても興味関心が強い。発展的に色々な世界を広げていく。彼ら彼女たちに教わることはとにかく多い。半年ほど前に彼らと一緒したことがあったが、比べ物にならないほど成長している。一緒しながら、「将来のこと」を考える機会を与えている指導の立場として問いかけた。実際は言葉に出すことはなかったが、この機会を与えることは、問いかけること。

 何か(好きなこと、興味あるもの)見つけたかい?

 自分が何が好きなのかに注目すると、意外と見えないことがある。そんな時は、「ここにいるの退屈」を探してみるのも面白い。これには自分は全く興味を示さないんだという自分発見。それも「学び」の大切な要素だと思うのだが・・・。あまり説得力ないかしら?

 1年生、1類の諸君。校長先生は君たちと1日を過ごせてとても楽しかったんだ。

 生徒とわいわい。生徒とガヤガヤ。やはり根っからの教員のようである。
 こんな喜びを感じさせてくれる市原中央高校生、いいね!