お祝い まだ見ぬ君たちへ(新入生に寄せる)

4月15日(水) ほぼ毎日・校長 Vol.163 入学式がなくて残念なのだが
コロナウイルスの猛威のおかげで、入学式ができなくなった。少し無理をしてでも・・・と考えたが、ほぼ全員がスクールバスを活用する本校では、クラスター感染が心配である。なんとも言えない残念な気持ちを持ちながら、同じぐらい強く「早く会いたい」とも思う。「花は盛りに、月はくまなきをのみ見るものかは。」

まだ見ぬ君たちへ(荷物に同封したメッセージ)
古来、日本人は「みる」を大切にした。「見えぬもの」を恐れ、敬う。神々と人の境にも「見るな」(タブー)を設けた。それほどに視覚は重要な意味を持っていたようだ。いま人類は「見えぬ敵」と戦っている。侮ってはいけない。厳しい戦いになるだろう。こうした戦いは今後も増えるだろう。その社会の担い手となる若者たちが本校に入学してきた。頼もしく、嬉しい。早くその姿が見たいと心から思う。お互い我慢の時だ。頑張ろう。   校長 日髙 学